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度重なるアライグマの出現...🦝高齢のメイショウドトウのためにも、中の人、動きます❗🙌


 

北海道新冠町にある、引退馬の牧場ノーザンレイク。

そこで毎日を過ごしているライター・佐々木祥恵が、

馬ときどき猫な日々を綴ります。

 


6月は野暮用があり、合計8日間ほど牧場を不在にした。その間、助っ人でメトの名付け親でもある貝塚さん(前週のダイアリー参照)が手伝ってくれたので、安心して留守にできた。


だが不在期間から現在に至るまで、様々な出来事やアクシデントもあった。


まず掃除刈りに使用していたモアが故障。ベルトの交換などで修理代が嵩みそうだと川越(ノーザンレイク代表)からラインがあった。モアは昨年30数万円で中古を購入したものだが、本格的に使用し始めたのが今年。ほんの数回で故障してしまった。重機は修理代が馬鹿にならないと聞いてはいたが、いざ我が身に降り掛かってみると、こういうことなのかと毎度実感する。


トラクターに接続したモアで草を刈る


こうなると、預託料だけの収入ではそう簡単には賄いきれない。けれども引退馬の牧場の預託料は、手間がかかるわりには平均して低めに設定されているというのが、個人的な感想だ。


「放牧して草を食べさせているだけだから、そんなにお金や手間はかからないでしょう?」


これは私自身、実際に言われたり、見聞きしたことのある引退馬の牧場に対する意見だ。牧場を始める前はそんなものかなとぼんやり思っていたが、いざ始めてみると現実はまるで違う。


牧場の維持には、多くのお金と労力がかかる。牧草の生えた広い放牧地があればなおさらだ。今の季節は放牧地以外の草も猛烈な勢いで伸びるので、そちらの草刈りもある。ノーザンレイクは支援ショップの売り上げがシルバー人材センターの草刈り代に充てられるため、月1回はシルバーさんに刈ってもらえるから助かってはいる。それでも草は情け容赦なく伸び、川越は毎日どこかしらの草を刈っている。



シルバーさんが刈った後のメトチェック


朝早くから夜飼いの終わる22時前後まで、毎日休みなく働く。時に馬は体調が悪くなったりケガをすることもある。特にドットさん(メイショウドトウ)のように高齢の馬は気が抜けない。そんなことを考えると引退馬の牧場の預託料はもっと高くていいのではないだろうかと思っているのだが、この件についてはまた別の機会に改めて書くつもりでいる。


高齢のドットさんはその日の天候で放牧場所と時間を決める。この日は広い放牧地。


モアの故障の次は、アライグマの出現。以前も厩舎内の飼料の袋が破かれたりと被害があったので、トレイルカメラを仕掛けた話題をダイアリーに書いた。



トレイルカメラに写り込んだアライグマ


それからもアライグマは敷地内をウロウロしていたのだろう。最近になって夕方に複数匹の姿を見かけるようになった。そこで目撃地点付近に捕獲器を仕掛けたところ昨日(6月26日)の夕方、馬の手入れ中に川越が捕獲器付近にアライグマがいるのを発見。私は手入れ中だったタッチノネガイの馬房の裏戸から捕獲器方面を見ると大きめの個体ともう1頭いるのがわかった。


タッチノネガイの馬房の裏戸からみた風景

印の場所に仕掛けた捕獲器にアライグマが掛かった


双眼鏡を覗いてみると、捕獲器の外に1頭、中に1頭いる。2人とも手入れの手を止めて、捕獲器に向かった。人の気配を察したのか、外にいた1頭は籔の中に姿を隠した。捕獲器の中にいたのはまだ小さく、子供と思われた。


知人の紹介の害獣駆除できるハンターに早速来てもらった。ハンターが到着する間、心配した親が何度も捕獲器のそばにやって来る。終いには捕獲器ごと運ぼうとして2mくらい引き摺っていた。


ハンターによると、夕方とはいえまだ明るいうちに出てくるのは珍しいという。アライグマは、キリキリキリという声をあげて捕獲器内で暴れていた。まだ幼いアライグマと心配する親グマ。可愛そうだが、飼料や農作物を荒らす被害があとを絶たない状況から、駆除も仕方がないのだと心を鬼にした。 


明けて本日(6月27日)。親のアライグマを捕獲するために、ハンターが捕獲器を2つ持ってきてくれた。草などでみえづらいところに捕獲器を仕掛けた。アライグマをおびき寄せるのに、捕獲器の近くに撒き餌をした。ただ餌を入れてその辺に置いておけばいいわけではない。捕獲するためには工夫が必要なのだとハンターから学んだ。


厩舎と仕掛けた捕獲器の位置関係



仕掛けた2箇所の捕獲器


生き物の命を奪うのは、正直気が重い。だが野生動物が棲む自然の中で牧場を営むということは、このような現実とも向き合わなければならないのだ。


今回は愚痴っぽくなり申し訳ない。次回はもう少し楽しくできたらと思っている。


おまけ 霧と鳥のさえずりの中での放牧

(左からタッチデュール、タッチノネガイ、途中歩いたのがキリシマノホシ、芦毛ちゃん)

 

【メト祭り😸】ノーザンレイクダイアリー連載1周年記念グッズ販売中!


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今回のデザインはLoveuma.の人気連載『ノーザンレイクダイアリー』でもお馴染みの、看板猫メトをあしらったデザインです。 メトの何気ない日常を集めたデザインや、ネットミームの宇宙猫をパロディしたデザイン、ノーザンレイクのアイヌ文様と掛け合わせたデザインを制作いたしました。

メトダイアリーデザインは、アンケートに回答していただいた皆さまの投票で選ばれた写真と、ノーザンレイク様ご推薦の写真で制作されています。ご参加いただいた方々、ありがとうございました。

(当選者の発表は後日インフォメーションで出させていただきます。)

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このオンラインショップは、GMOペパボ株式会社が手がける、オリジナルグッズを手軽に作成・販売できる『SUZURI』を利用しています。


梱包・配送・原価設定は全てSUZURIが行っており、全商品共通で1アイテムの購入につき1,500円の収益が発生いたします。Loveuma.は、その収益の100%を、引退馬支援に活用させていただきます。(詳細は各アイテムの概要欄をご確認ください)





より多くの方が気軽に参加できる、グッズの購買による『引退馬支援』というカタチをLoveuma.にて展開していきます。デザインはこれからも追加されていくので、お楽しみに!



 


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馬と人が快適に過ごせる牧場を目指していきますので、今後ともよろしくお願い致します。


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可能であれば、寄付された旨を下記アドレスまでお知らせいただけますと幸いです。



寄付口座

苫小牧信用金庫

新冠支店

普通 1510035

川越 靖幸(カワゴエ ヤスユキ)


 

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協力:ノーザンレイク・認定NPO法人 引退馬協会

文:佐々木 祥恵

編集:片川 晴喜

著作:Creem Pan

 


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