木に【ヒグマ】の爪痕が...🐻😱メイショウドトウの馬体は回復傾向で青草をバクバク🐴😋
北海道新冠町にある、引退馬の牧場ノーザンレイク。
そこで毎日を過ごしているライター・佐々木祥恵が、
馬ときどき猫な日々を綴ります。
昨年に引き続き、アライグマの捕獲器を仕掛けてもらっている。仕掛けた当初に2匹掛かって以来、パタリと姿を見せなくなり、その後はキツネ(2回)となぜかカラスが捕獲器に入っていた。両方ともリリースしたが、賢いと言われているカラスが掛かったことに少し驚いた。
敷地内に4か所、捕獲器が設置されている
ほぼ毎日ハンターさんが捕獲器の見回りにやってくるのだが、ある日「木に熊の爪跡があるよ。古いものだけどな」と教えてくれた。早速確かめに行くと、確かに木に爪跡らしきものが。ハンターは古いと言っていたが、いったいどのくらい前なのか。爪跡の写真を撮ってはみたものの、背筋がゾクッとしてきて早々に退散した。以来、爪跡があった木のある方に足を運ぶ時には、ここに人間がいることを近くにいるかもしれないヒグマに知らせるつもりで、口から出まかせの適当な歌を唄いながら歩いている。幸いなことに2020年7月に引っ越して来て以来、敷地内でヒグマの姿や糞、足跡を目にしたことはないが、Xには牧場の放牧地やその近くに出没したという投稿が時折見られる。当方もヒグマにはなるべく会いたくないので、前述したように適当な歌を唄ったり、ラジオや音楽を流したり、敷地内を軽トラで走ったりして常に人の気配を感じさせるようにしている。やれる対策はして、あとはヒグマと遭遇しないことを祈るのみだ。
木にヒグマの爪痕が。
近づいて撮影
開腹手術から2か月以上経過したドットさん(メイショウドトウ)は、今のところ元気に過ごしてくれている。時折「痩せた」という心配のコメントを目にするが、高齢での全身麻酔で開腹手術をした上にしばらく食事制限をしていたので、むしろ痩せて当たり前だとも思う。ただ「トモ(後ろ脚)のあたりに肉がついてきたな」と川越がふと呟いたので、馬体は回復傾向にあるようだ。28歳という年齢を考えると手術前と同じくらいまで戻るかどうかはわからないが、今後もドットさんが快適に気分良く過ごせるようにケアしていくつもりだ。
体が少しフックラしてきました
話は変わって寄付のお話。皆様からこれまでもたくさんのご寄付をいたいただき、コロナ禍で高騰した飼料代や光熱費にかなりの額を使用させていただいた。本当に助けられたし、感謝の気持ちで一杯だ。
寄付金は、価格が高騰したチモシーや、ルーサンといった輸入乾草(画像はルーサン)にも使用
また個人だけではなく団体からもご寄付いている。引退馬支援のグッズショップのNorthern 3741を運営する「一般社団法人馬のネガイ」からは2023年末に20万円をご寄付いただき、現在のところトラクターのバッテリー代(約4万円)や13個の牧草ロール代(約10万円)に使用している。購入している牧草ロールは質が良く、馬たちは皆喜んで食べており、良質な牧草ロールを入手できたのも、寄付金のおかげだと本当に感謝している。
寄付金でトラクターのバッテリーを交換
馬たちに好評の牧草ロールも残り少なくなってきた
その他の寄付金の額や詳しい使途は次回以降にお知らせする予定だが、改めて皆様のお陰でノーザンレイクが運営できていることに気付かされ、今後期待に応えるべく、経営努力をしていかなければと思った次第だ。
ご寄付について
ノーザンレイクでは運営資金のご寄付を受け付けております。
苫小牧信用金庫
新冠支店
普通 1510035
川越 靖幸(カワゴエ ヤスユキ)
放牧地でモリモリ青草を食べるドットさん
青草を堪能するパンチくん(ネコパンチ)
女子チームも青草に夢中
そして軽トラ好きのメト
【🐎ネコパンチ&牧場猫🐈】
日経賞を沸かせた名馬の猫尽くしアイテムを販売中!
ご好評をいただいているLoveuma.オンラインショップに新しいデザインが追加されました!
新デザインは全2パターン、59アイテムを追加しています。
今回のデザインはLoveuma.の人気連載『ノーザンレイクダイアリー』でもお馴染みの、ネコパンチと牧場猫たちをあしらったデザインです。ネコパンチの名前をビジュアルに活かしたデザイン、3匹と1頭(?)のネコたちをポップなビジュアルに落とし込んだデザインを制作いたしました。
このオンラインショップは、GMOペパボ株式会社が手がける、オリジナルグッズを手軽に作成・販売できる『SUZURI』を利用しています。
梱包・配送・原価設定は全てSUZURIが行っており、全商品共通で1アイテムの購入につき1,500円の収益が発生いたします。Loveuma.は、その収益の100%を、引退馬支援に活用させていただきます。(詳細は各アイテムの概要欄をご確認ください)
より多くの方が気軽に参加できる、グッズの購買による『引退馬支援』というカタチをLoveuma.にて展開していきます。デザインはこれからも追加されていくので、お楽しみに!
協力:ノーザンレイク・認定NPO法人 引退馬協会
文:佐々木 祥恵
編集:片川 晴喜
著作:Creem Pan
>口から出まかせの適当な歌
Loveuma.を見にくる人の中にもシンガーソングライター(プロアマ不問)がいると思います。
彼らが熊よけの勇ましい歌を作って応募するという企画を運営さん(株Creem Pan)に提案してみたいです。
ドトウが痩せて軽くなったということですが、肥満するよりはずっといいですね。足に負担がかからなくて。放牧地で身軽に動いているから健康状態は良好で着実に回復しているはず。
ノーザンレイクの皆様、これからも熊を警戒しながら、お馬たちのお世話をよろしくお願いいたします。
メトさんは軽トラともまさおとも仲良しで、乗物好きみたい。
将来の夢は大型1種免許を取って馬運車を乗り回すことでしょうか?
ドトウさんが元気になって何よりです。
しかしクマの爪痕は怖いですね。
多くの方が住んでおり、また観光客も訪れるような場所でもやはり北海道は、未だ試される大地なのでしょうね。