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ヨナグニウマに会いに行こう🐴🌺 真冬の沖縄へ突発的に赴いた件について



馬のような謎の四足歩行生物「UMA」の産みの親である

イラストレーター・鷹月ナトが、

日頃の制作活動の舞台裏や、馬への愛を書き連ねる連載です。


昨年の1月、今頃のように本州は寒く、地元である大阪も雪は降らないものの、底冷えするような寒さが続いてた。


そんな中、何を思ったのか私は「沖縄に行きたい」という謎の活力に突き動かされ、日本の南の島へ飛んでいたのだった。多分北海道に年に3、4回も行ったせいなのか、反動で南に行きたいという気持ちが強くなっていたのかもしれない。


とはいえ、よくよく考えたらシーズンでもない沖縄に一人旅。中々思いだったことをしたなと今は感じる。


今回はそんな突発的な沖縄での馬の話。






シーズン外ではあるが、さすがの沖縄。あったかいのだ。薄い上着で十分な気温であった。


そして観光地のポテンシャルは非常に高く、冬でも夏よりかは少ないものの、体験できるものがある。有名なものだとホエールウォッチング。ザトウクジラが沖縄周辺の海に近づいているようで、予約をすれば船を出してもらい、見れるポイントにて大方の確率で見れるのだそう。


だが、私が予約した日は生憎の雨。しかも波がシケているということでホエールウォッチングは中止。早速己の雨属性を発揮してしまい出鼻を挫かれる羽目に。



これにて今回のレジャーは終了です。お疲れ様でした…




とはなりません。



ちゃんと別のレジャーも予約していました。

むしろ自分の中ではこっちの方がメインとして取っていたのである。


別の日に沖縄ならではのレジャーとしてもう一つ体験予約をしてい

た。それが


ヨナグニウマでの外乗である。


ヨナグニウマといえば、日本の在来馬の1種である。

過去にも高知でのヨナグニウマ川馬遊びにて記事にしたことがあった。その子たちも元々は沖縄周辺の島から来た子達であった。

沖縄の南城市にある「うみかぜホースファーム」さんにて予約をしており、予約をしていた当日レンタカーで向かった。

前日が雨だったため非常に心配ではあったが、この日はなんとか晴れてくれた。


うみかぜホースファームさんはホテルの敷地内にあるため、ホテルの入り口から入るのだが、やたら見た目のインパクトがでかい温泉が初手から出てくる。猿人の湯というらしい。そんなでかいインパクトを受けたあと、駐車場に向かって行く途中ホテルの建物の前に小さいパドックがあり、そこに2頭ほどヨナグニウマが。

さっきの温泉の方がインパクトがデカすぎてつい馬がいることにそこまで驚きをしなくなってしまっていたが、こっちもちょっと驚いた。


奥の駐車場に車を停めるとそこには



坂道を上がると急に出てくるうまと→だけの看板
坂道を上がると急に出てくるうまと→だけの看板



うま




と書かれただけの看板。わかりやすい。

広場を抜けると受付らしきところがあったのでそこに向かっていく。予定より割と早めに着いてしまっていたが、スタッフの方が快く予約の確認と対応をしてくださった。


うみかぜホースファームはユインチホテル南城の敷地内にある、ヨナグニウマを保護、またいろんな活用を模索しながら活動している牧場。

元々は別の場所で運営をしていたが、2022年に引っ越しをして現在に至る。沖縄本島で保護をしつつ、ヨナグニウマの布教や、保育園や学校の子どもたちとヨナグニウマを触れ合わせたりする活動や、乗馬トレッキング、海馬遊び等の体験も行っている。



今回は外乗のコースは上級者コースの「名水の里を訪ねる馬旅」を選択。

(初心者でも参加可能)

沖縄の色々な風景を楽しむことが出来るということと、ある程度外乗慣れしてる人間にはちょうど良さそうと思い選ばせていただいた。


柵の中にいたヨナグニウマが今回担当してくれるルンタくん。

挨拶を済ませつつ、馬装の様子を見ながらしばらく待つことに。

道産子より小さいポニーのサイズ感であるヨナグニウマ。背中が他の馬と違い独特な形をしており、背骨が浮き立っているような背をしている。

いざ乗ってみるとサラより低い目線。そして妙に尻に食い込んでフィットするような感じが中々面白い。


パドックと右側には沖縄らしく赤色に柱が染められた厩舎。
パドックと右側には沖縄らしく赤色に柱が染められた厩舎。

柵内にて一通り指示や乗りの確認を行なった後は駈歩の練習も。貝殻が混じる坂道のところでいざ実習。まずはスタッフさんが引き馬しながら走るが中々出ない。

エンジンがかかってないのか、私の扶助が甘いのか3回くらいやってようやっと坂路を駈歩で上がる。

おぉ〜サラとはまた違って楽しい!と同時にスタッフさん3回も坂路登らせて申し訳なさ…ッッッ


一通り問題ないことを確認した後はついに外乗本番へ。

ホテルの敷地内を通り、一般道に向かって行く。早速橋があり、先導のスタッフさんとは別の方が撮影に回って撮ってくださった。めちゃくちゃ手厚い。

橋を渡ったら細い道路の坂道をヨナグニウマたちと共に歩んでいく。


車が走る道路の上の橋を渡る人馬。
車が走る道路の上の橋を渡る人馬。

ヨナグニウマの背中に乗せられた上での沖縄はどういう景色なのか、ワクワクしながら進み始めた。


(次回に続く)




文:鷹月 ナト

編集:椎葉 権成

著作:Creem Pan


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