【必読❗👀】お客様にとっても馬にとっても《安心・安全》なAERUであるために...🐴🙏見学ルールを変更✅
北海道浦河町にある、馬をコンセプトにした観光ホテル
《うらかわ優駿ビレッジAERU (アエル)》。
その魅力を日々発信し続けているスタッフ・太田篤志が、
現場でしか味わえない、大自然と馬との触れ合いをお届けします。
みなさんこんにちは🍧
乗馬課 太田です👨🌾
11月に入り一気に気温が下がってついに浦河も初雪が降りました⛄️馬たちも馬服を着せ始めていよいよ冬が間近になってきております🥶
今月からウイニングチケット宛の生牧草500キロが順次定期的に届いており、今いる馬たちでいただいております🍀送ってくださった皆様に改めて感謝申し上げます。
10月中頃に連載1周年プレゼント企画をしましたが、当選者が間もなく決まります🙇♂️㊗️当選者様には準備が出来次第発送させていただきますのでお待ちくださいませ🎁

オウケンさんの変顔が可愛すぎて…😍

スズカも表情豊かだし…😍
フェスタは芝刈り機のようなスピードで草食べるし…😍
キッツは食べる時もやっぱりクールだし…😍
さて、今回の話題は春と夏にも記事にしました【牧場見学のルール・マナー】について、改めて感じたことや変わった事などを綴っていきたいと思います。
コロナの話題が少なくなり、多くの人が動き始めた今年は日高に観光や牧場見学で訪れる方が多くなりました。ウマ娘などの影響で牧場見学・引退馬見学ブームも起こり、AERUに勤めて10年以上経ちますが乗馬課に来場されるお客様の数はこの10年で最も増えたように思います。
それに伴い日高管内の牧場で毎週のように見学者とのトラブルやルール違反についての投稿がSNS等で相次ぎ、牧場見学を中止したりルールが更に厳しくなったりする牧場がどんどん増えてきてしまいました。
AERUも今年のゴールデンウィークから様々な問題・課題ができ、対策に追われました。
⚫︎ゴールデンウィーク
・営業時間外に厩舎の扉を開けて入る
・引退名馬の見学エリアではない所に進入し見学
・犬を馬に近づけさせる行為
・引退名馬にニンジンや草をあげる行為
・車で厩舎前に進入
⚫︎夏休み時期
・引退名馬の見学エリアではない所に進入し見学
・引退名馬のたてがみが欲しいとスタッフに強要
・持ち込みニンジンを乗用馬に与える行為
・乗用馬放牧地の中に子供が進入
・見学者駐車場でトイレをする行為
・8月1日以降引退名馬に触る事ができなくなりましたが、それ以降も触る方が多くお客様同士でのトラブルも
・引退名馬にニンジンを与える行為
・爆音バイクが通る度に馬が驚く
・車で厩舎前に進入
⚫︎通年
・たばこのポイ捨て
・空き缶などのゴミのポイ捨て
・日傘、雨傘の使用
などなど…大まかにあったこと・自分が気づいたことを載せるとこれくらいです。
細かいトラブルは更に色々ありましたがキリがないのでやめておきます。

馬が道を歩いていたりお客様が馬に乗っている時に車が入ってくると危険なので一般車両の進入は禁止です。

7:30〜16:00以外の時間は敷地内は立ち入り禁止です。

馬が驚くので乗馬課敷地内はペットの入場禁止です。

馬が驚くので日傘・雨傘の使用は禁止です。

GW中に営業時間外に厩舎に入る方がいた案件を受けて厩舎の扉全てに掲示物を作りました。

見学時の注意喚起の看板も数ヶ所に設置しなおしました。



放牧地の牧柵にはこのような掲示物を。
それでも触ったり見学エリア外に入るお客様がいました。




引退名馬の厩舎は、バリケードやチェーンで名馬とは距離をとって見学していただくことになりました。

SNS関係の注意事項も新たに設置。時代ですね。

この秋にはちょっと強めの文言で《触らないで》の掲示物を追加。

ゴミ・タバコのポイ捨ては無くなることは多分無理だろうけど、諦めずにコツコツ拾います。
馬が間違って食べたり放牧地に入ると危険ですから…

雨具が無い方向けに、100円で雨具の販売始めました。
乗馬課で売っていますので雨天時などのご見学の際に必要な方はぜひ。
正直これ程色々な課題・問題を抱えた年は無かったですし、これ程までに対策をとった事もありませんでしたので私達にも至らぬ点が多くお客様にご迷惑をおかけした事もあったと思います。申し訳ありませんでした。。
ただ、お客様にとっても馬にとっても《安心・安全》なAERUであるためには必要な措置だと考えています。今後更なる規制や措置をとるのはファンにとっては残念でしかない事ですので、そうならないようにする為にもこのような啓発活動やルールなどの呼びかけを定期的にしていこうと思います。
最近私自身も《牧場見学》に対してかなり神経質になっています。乗馬課の責任者としての立場から見たAERUの引退名馬見学は、
・入り口がひとつではない
・予約や人数の制限がない
・365日営業している
・監視の目が行き届きにくい(放牧地・厩舎共に)
など他の名馬見学のできる牧場より見学しやすく敷居が低いので(そこがAERUの良さでもあるのですが…)かなり気を使うようになりました。観光・乗馬施設でもあるのでお客様に来てほしい思いもありますし、馬を守らないといけない立場でもあるのでどちらもバランスをとりながら、どうやったら両立できるかを日々悩みながら今年は過ごしてきました。正直、見学時のトラブルが相次いだ時もあって「ちょっと疲れちゃった…」と思う日も今年はありました😮💨次何か大きなトラブルがあったら「これ以上どう対策をとればいいのか…」と…。
周りの牧場さんでも《SNSにその牧場の馬の映像を載せるのが禁止》になったり《放牧地での見学が不可》になったり、、でもそれぞれ対策をとりながらも見学者を受け入れ続けてくれている牧場さんがあります。その牧場さん側の厚意に対し、見学者は《その牧場毎のルール》に則って見学をする事で牧場見学は成り立つ、という事を周知・理解していく必要があると思います。
毎回同じ着地点になりますが、牧場見学のルールをある程度知っている方にはルールがある事を自分の周りにいる馬に興味のある人に伝えていってほしいです。そして牧場見学について全く知らない観光客の方にはまずは《牧場見学にはルールがある》ことを知ってもらえるよう私も自分にできることをしていきたいと思います。
来シーズンの繁忙期に備えて冬の間にできる準備をしっかりしていきたいですね。
つらい時に癒してくれるのはやっぱり馬🐴
こういう所を見せてくれるとホッコリします☺️
さてさて、今回の話はここまで!
次回は明るい話をしたいと思います😊
お楽しみに!!
乗馬課 太田👨🌾
(つづく)
Loveuma.のオフィシャルグッズを販売するオンラインショップをオープンしています。
今回のデザインは、Loveuma.の人気連載『AERUで会える!』でお馴染みの引退名馬たちをモチーフにしたデザインです。
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協力:うらかわ優駿ビレッジ AERU
文:太田 篤志
編集:平林 健一・椎葉 権成・片川 晴喜
著作:Creem Pan
太田さん、本当に大変なご苦労をされているのですね。
何か啓発活動のお手伝いができればいいのですが、今のところは北海道旅行をする友人知己に牧場見学ルールを印刷して持たせることぐらいしかできなくて。😢
『乗馬敷地内見学時間 7:30~16:00 見学時間外立ち入り禁止』
☝️
これってもしや「7:30~16:00までなら立ち入りOK」ということですか? この8時間半の間、見学者はいつでも監督なしで敷地内を歩き回ってかまわないということ?
もしそうだとしたら、ちょっと寛大すぎるような気も。。。ルールを守らない(かもしれない)ニンゲンの自由人放牧は危険です。
塀のない所からの不法侵入者対策はまた別に考えるとして、正規の来場者に対しては〈ひだかうまキッズ探検隊〉のような引率型の見学形式ではダメなのかな?
一回あたりの見学時間を30~40分程度にして、午前中に1回、午後に1~2回、スタッフの案内付きで見学可能エリアを見て回る。予約はいらないけれど、定刻までに集まった人以外には見学を許可しない。
こういう制限をかけると、敷地内での行動の自由度が減るということで、経営に響いてしまうでしょうか?
牧場見学ルールの周知徹底については、日本各地の旅行代理店と地元の観光課及び宿泊施設に協力してもらいたいですね。
北海道の全ての空港・電車の駅・レンタカーショップ・バス停・タクシーステーション・ホテルと旅館と民宿などに、《牧場は動物園ではありません❌🐴》と大書したチラシ(細則は裏面に)を置くとか。
観光のハイシーズンには、色々な注意書きをデカデカと印刷した馬服やフライシートをお馬に着せるとか。(《さわらないでください》《傘はキライです》《火気厳禁》《寄らば蹴る》など)
『こちらの馬には触れないでください』の警告がちょうどピンクの目隠しになっているオウケンの写真なんか、啓発チラシやポスターにピッタリだと思います。
あと、AIに機内/車内/構内アナウンスをしてもらうとか。:
(ピンポ~ン🎵)
「馬産地へ牧場見学に行かれるお客様にお願い申し上げます。牧場は動物園ではありません。不慮の事故を防ぐため、常に牧場の定める規則とスタッフの案内に従ってご見学ください。道内で見学ルール違反が報告されたお客様は復路の予約が自動的に取り消されます。予約なしの飛び込みでも違反者の搭乗/乗車は固くお断りいたします。それでは良い旅を!」
(ピンポ~~~ン🎶)
決して冗談のつもりではありません。いたって真剣に、ない知恵をしぼっております💪😐❗️
牧場は見学者にどこまでを許すか、というマナーやルールの境界線の問題はいつまでもなくならない問題ですね。
しかし直接触ってはいけないということだったり、なんならポイ捨てや立ち入り禁止については他の施設でも当然の事でもあるので牧場見学客が、というだけの問題ではないのもただただ頭を抱えてしまいます。
牧場は新しいルールや禁止事項を増やしたりしますが、それは多くの見学者と同じく馬が大好きで安全に過ごしてほしいから、というのはこちらも重々承知しています。
馬の安全だけを考えてしまえば見学そのものを禁止するのが一番簡単なのにしかしそれをしないのは、馬の安全と同じくらい多くの人たちに馬たちを見に来てほしい。
馬と人との間にある絆を繋ぎとめたいという気持ちからで、馬と人の両方の境界線に立っているがゆえの苦悩や葛藤を様々なところから感じます。
今回のこうした施策が、馬と人とがよりよい形で共存できる将来への次の一歩になることを祈ります。