豪快に差し切った、マヤノトップガン by 小泉ゆうし
「withuma.」vol.7 小泉ゆうしさん
Profile
ハンドルネーム:小泉ゆうし
年齢:38歳
居住地:東京都
第7回は、東京都にお住まいの、小泉ゆうしさん、経営者の男性の方です! いったいどのような「withuma.」を送っていらっしゃるのでしょうか?
小泉ゆうしさんの「withuma.」
小学生の頃、叔父に連れられて後楽園のWINSに行き、そこで初めて見た競馬が、マヤノトップガンの引退レースでした。僕は武豊ジョッキーが騎乗するマーベラスサンデーに注目していたのですが、大外から豪快に差し切ったマヤノトップガンの姿に感動し、競馬が大好きになりました。
その後、競馬をもっと知りたいと思い、大学時代には半年間休学して、全国の競馬場を回りました。
地方競馬で出待ちをしている際、声をかけていただいた厩務員さんに、担当馬に合わせていただいたり、栗東トレセンを案内してもらい、大変お世話になりました。
3年後、その厩務員さんに、「今度デビューする馬が強くなるから見においで」とお誘いをいただき、厩舎へって、ブラッシングをしたり、人参をあげたりさせていただきました。
その馬と厩務員が、歴史に残る名馬となった、あのディープインパクトと市川明彦厩務員でした。
私も初めて見た競馬で、ハープスターが豪快に差し切った桜花賞を見て、競馬が好きになりましたので、どこか共通するものを感じます!
デビュー前のディープインパクトに出会われていたとは、まさに「運命の出会い」ですね!
競馬を熱愛するには、十分すぎる理由でしょう!
小泉ゆうしさんの「Loveuma.」
私の好きな馬は、もちろん「ディープインパクト」です。
2戦目以降は、すべて現地観戦し、学生時代を共に過ごした事もあり、強烈に印象に残っています。
凱旋門賞に挑戦した際は、ディープインパクトを担当していた市川厩務員(写真右)が、わざわざパドックから出てきて話しかけていただいたことがありました。今でも鮮明に覚えており、その時は涙が出ました。
馬(競馬)の魅力としては、「サラブレッドのスピード、躍動感、騎手との駆け引き」ですね。
デビュー前から見ていた馬が、凱旋門賞に出走するなんて、まさに「一生の思い出」ですね!
ディープインパクトは残念ながら亡くなってししまいましたが、その子供たちも活躍をしています。
サラブレッドと人が生み出すドラマは、人々を魅了し続けています。
引退馬問題について
引退馬問題の解決には、資金と、究極のボランティア精神が必要だと考えます。
馬主と同じく、一般の人が(引退馬に)資金を出すことは厳しいと思います。
なぜなら引退馬には、レースで賞金を得たり、種牡馬になって利益を生み出すことがないからです。
その上で、企業版ふるさと納税、馬券の売り上げの一部、レースで得た賞金の一部、セリの売り上げの一部などを使った、引退馬支援ができるのではないかと考えています。
あとは、引退馬のみを預かる施設などが増えて、国の助成金・補助金の活用がされることも必要ではないでしょうか。
引退馬の「経済的価値」については、今、議論が進む課題の一つです。
最近では新たな価値をつけて、事業として引退馬を養おうとする団体も出てきています。
様々な面からの可能性を、今後も考えていく必要があると感じました!
今回は、ディープインパクトと運命的な出会いをされた、小泉ゆうしさんの「withuma.」を伺いました!
毎週定期更新してまいりますので、次回もよろしくお願いいたします!
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協力:小泉雄史さん 取材・文:片川 晴喜 編集:平本 淳也 著作:Creem Pan
「大学」と「競馬場」の二択が許される家庭環境は素晴らしい。かわいい子には旅をさせたわけですね。
「地方競馬で出待ち」って何だろう? ジョッキーを待つのか馬を待つのか? サインをもらうのかニンジンをあげるのか? 競馬にはまだまだ知らないことが多すぎます。「サラブレッドのスピード、躍動感」の魅力は認めるにやぶさかでないけれど、「騎手との駆け引き」は正直よくわからない。時々、ひとり(空馬)で上手にレースをして先頭でゴールを駆け抜ける子もいて感心します。
私が競馬観戦を始めた頃には、ディープインパクトはもう引退して種牡馬になっていました。実際に走る姿を見られなかったことが残念です。デビュー前からディープと知遇のあったゆうしさんが羨ましいです。