愛馬のためなら全国行脚もなんのその!生きがいとなった一口馬主 by 濱岡 弘一さん
「withuma.」vol.45 濱岡 弘一さん
Profile
お名前:濱岡 弘一さん
ご年齢:46歳
居住地:兵庫県
第45回は、愛馬のレースを観に全国を飛び回る一口馬主の濱岡 弘一さんです!
いったいどのような「withuma.」を送っていらっしゃるのでしょうか?
濱岡 弘一さんの「withuma.」
2003年にウインクリューガーのNHKマイルカップ制覇を見たことがキッカケで、ウインレーシングクラブに入会しました。
現在は、ウインレーシングクラブとキャロットクラブで一口馬主をしています。
大切にしているのは、趣味の範囲を逸脱しないように予算を決めて出資馬を選ぶことです。
そして、出資馬が走る場合は可能な限り現地に赴くことにしています。
出資馬が走る場合は必ず応援馬券も購入しています。
一番の目標は出資馬によるG1制覇です。
ただ、そんなに甘いものではないと分かっているので、出資馬の応援に全国を飛び回り、出資馬を通して色んな人との縁を広げていきたいです。
現地応援へのこだわり、出資馬への思い入れを深く感じます。
G1制覇は多くの一口馬主の夢であり、その壁の高さがより憧れを強くするものですよね。
馬は自身の存在を通して、人と人を繋げてくれる力があると感じます。
「共通の趣味」という以上に、強い絆や連帯感を生んでくれるのは、馬の持つとても大きな魅力だと思います!
濱岡 弘一さんの「Loveuma.」
一口馬主を始めるまでは「競馬=馬券」だったので、正直なところ馬の魅力と言われても「速いな」くらいでした。
ただ、一口馬主を始めてからは一頭の馬にどれだけ多くの人が関わり愛情を注いでいるかを知り、一つ勝つことがどれだけ大変かを身に沁みました。
今は、出資馬は「うちの子」、それ以外の馬は「よその子」で、「競馬=運動会」みたいな感じです。
うちの子の頑張りに一喜一憂しています。
今年の2月には、土曜日は東京、日曜日は小倉の大移動をして「うちの子」の応援をして来ました。
「自分の人生に活力を与えてくれる」、これが馬の魅力だと感じています。
お気に入りの馬は、ウインキートスです。
一口馬主生活も18年目にして、初めての重賞制覇をプレゼントしてくれた出資馬だからです。
一言で表すと、「忘れられない孝行娘」ですかね。
私も競馬を知った当初は、「番号」でしか認識していませんでしたが、そこから人と馬の物語に深くハマっていき、普段はあまり涙を流さない私も、お世話になった生産牧場の馬がG1レースを勝った時は、その裏側の努力を知っているものですから、声を出して大泣きしました。
「人生に活力を与えてくれる」、まさにその通り、パワーの源、生き甲斐ですよね。
引退馬問題について
現在多くの方が活動されていて、その活動は現時点では最大限のものだと思います。
ただ、それでは足りないということも分かります。
何をするにおいても必要になるのは「お金」です。
JRAは勝ち馬投票券の売り上げから多額の国庫納付金を国に納めています。
それが出来るのはサラブレッドがいるからです。
そういった観点からも、もっと国から支援を受けれるように動くことが、解決への一番の近道ではないかと感じています。
サラブレッドがいなければ競馬は成立せず、結果として納付金はなくなるわけですから。
濱岡さんのおっしゃる通り、「お金」は何をするにも必要ですね。
現在はJRA内部でも、「引退競走馬に関する検討委員会」が旗振り役を担い、引退馬問題に取り組む団体等に活動奨励金を給付しています。
毎年活動の規模は大きくなっていますが、それでも年間数千頭出てくる引退馬を全て生かすことは困難です。
それは例えお金があったとしても同じで、受け皿が無いことには馬が生きていけません。
お金があれば土地や人材は確保できるかもしれませんが、乗馬や観光牧場などは需要も必要ですし、そういった意味で、馬の魅力をもっと沢山の人に伝えていくことが、私たちメディアの使命であると信じ、これからもLoveuma.の運営を頑張ってまいります!
今回は、愛馬のレースを観に全国を飛び回る一口馬主、濱岡 弘一さんの「withuma.」を伺いました!
毎週定期更新してまいりますので、次回もよろしくお願いいたします!
「withuma.」では、馬にまつわる活動や、その思いについて発信していただける方を募集しております。
リモート取材は一切なく、専用フォームからアンケートにお答えいただくと、その内容が記事になります。
今後も「withuma.」を通して、引退馬問題前進の一助となれるよう、微力ながら馬事産業・文化に携わる人を発信していきますので、是非皆さまからのご応募をお待ちしております!
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協力:濱岡 弘一さん 取材・文:片川 晴喜 編集:平本 淳也 著作:Creem Pan
現役時代のウインキートスの調教動画を見るたび、その「まじめさ」に感心していました。
いつも稽古の時から気を抜かず一生懸命に走る、数少ない競走馬だったと思います。
だから、その努力が報われた目黒記念優勝や、産経賞オールカマーでのウインマリリンとのワンツー・フィニッシュは、一際印象に残っています。本当にタフで健気な牝馬でした。
今はふるさとに帰って、ゆっくり体を休めているところでしょうか?
きっと良いお母さんになると思います。🍼🐴
(血統表にはマックもシップもカポウティも。何か、大物⭐️を出す予感....👀)
>正直なところ馬の魅力と言われても「速いな」くらいでした。
🤣😹❗️❗️❗️❗️❗️
ゴ、ゴメンナサイ。。。笑っちゃいけないんだけど。
あまりにも天真爛漫すぎる感想がストレートにササりました。ありがとうございます。
でもって、現在の濱岡さんは、
>「自分の人生に活力を与えてくれる」、これが馬の魅力だと感じています。
という境地にまで到達された。
「速いな」から「人生の活力源」? これって、すごくないですか? 馬との距離がどんどん近づいている証拠。サラブレッドの魅力もさることながら、それに反応する人間(濱岡さん)の情操がすくすくと発達し成熟していったということだと思います。
今は「うちの子」と「よその子」がいて「競馬=運動会」みたいで「うちの子の頑張りに一喜一憂しています」という喩えに、濱岡さんのお人柄が表れていますね。☺️
一口馬主の経験で培われた馬への愛情とリスペクトを忘れないでください。🫶