ラスト3ハロンで輝くサラブレッドの美しさに魅せられてby 語楽ッケンローラーさん
「withuma.」vol.63 語楽ッケンローラーさん
Profile
お名前:語楽ッケンローラーさん
年齢:58歳
居住地:北海道
X(旧:Twitter):@kaepo1965
第63回は、札幌競馬場を愛する朗読パフォーマー/ラジオMCの語楽ッケンローラーさんです!
いったいどのような「withuma.」を送っていらっしゃるのでしょうか?
語楽ッケンローラーさんの「withuma.」
写真:本人提供
オリジナル5G朗読パフォーマーとして、オリジナル朗読作品を書いて読んで演じるほか、81.3MHzさっぽろ村ラジオにてMCなどをしています。
また、競馬のwebフリーペーパー&ブログ「ウマフリ」にも不定期で寄稿しています。
親戚が競走馬を生産していたこともあり、競馬は身近な存在でした。
現在は馬券購入などを通して競馬を楽しんでいます。
ご親族の方が競走馬生産牧場をやっていらっしゃるのですね。
もしかすると幼少期の頃は牧場にも遊びに行かれたりしておられたのでしょうか?
馬や競馬が身近な存在というのは、親族みな馬と無縁の私からすると、少し羨ましく感じます。
語楽ッケンローラーさんの「Loveuma.」
語楽ッケンローラーさんのX(旧:Twitter)より
私の感じる馬の魅力ですが、サラブレッドが走る姿は芸術です。
ラスト3ハロンの走り…特にゴール前での走る姿は、他の動物にはないモノを感じます。
あの瞬間こそ、受け継いだ血が姿を表す瞬間だと思います。
写真:本人提供
お気に入りの場所は札幌競馬場です。
前の開催から1年待って、やっと生でサラブレッドを見ることが出来ます。
本当に聞こえてきそうな馬の鼓動と、走る蹄の音を聞ける喜びを感じられるのが札幌競馬場です。
時は残酷で、あっと言う間に開催が終了してしまいますが、この夏の時期しか現役競走馬を見ることができないので、とても特別な場所です。
お気に入りの馬は「ボナンザ」です。
先述した親戚の生産馬として、中央競馬を走っている最後の馬です。
お気に入りでもありますが、「頑張ってもらいたい」という気持ちが強いです。
おっしゃる通り、レースを走るサラブレッドは美しいですよね。
私もその姿に魅了されたことがきっかけで、この世界に傾倒しましたので、よく分かります。
札幌競馬場、とても良いところですよね。
私も年に1度、札幌競馬場に何らかの機会で訪れるのですが、他の競馬場とは一線を画す、特別な雰囲気を体感しています。
同じ北海道の函館競馬場も素敵な場所ですが、また違った良さがあると思います。
「けずりイチゴ」という、凍らせたイチゴをかき氷の様にして食べるスイーツがとても美味く、読者の皆様にもオススメさせていただきます。
ボナンザは3歳馬で既に2勝を挙げているのですね。
同馬が勝ったのはどちらもダート1200mのレースのようで、ダート短距離は中央~地方まで沢山活躍の場がありますから、いずれは大きいところを走れるように頑張ってほしいですね。
引退馬問題について
写真:本人提供
引退馬…いちばん難しい問題ですね。
まず解決には、再就職先の充実が必要だと考えます。
私の自宅から比較的近いところに、ホースセラピーを行っている施設があります。
引退馬がすべて乗馬になれるわけではないでしょうし、色々な可能性を考えていく必要があります。
例えば、あえなく中央から退いてしまった馬を集めて、レース開催などはどうでしょうか。
そこから中央復帰などできれば、サラブレッドにも遅咲きの馬がいますので、そういった馬にもチャンスを与えられる機会となります。
勝ち馬と一緒にチェキ撮れたりするサービスをする、みたいなのも面白いと思います。
将来的には、その馬たちが走るチカラで発電して、その電気を売電したり。
現実的ではありませんがそういった可能性も考えていくと面白いですよね。
後は、救助犬ならぬ、救助ホースはどうでしょうか。
日本は地震の多い国ですし、馬が救助に参加できるようになると、就職先が増えますよね。
現状では、中央競馬で勝ち上がることが出来なかった馬の一部は、地方競馬へ転籍し、中央再転入を目指して戦うという流れが一般的かと思います。
ただ、全く別のエンターテインメントとして、そういった興行が行われることは、非常に面白い試みだと感じます。
アメリカの野球でも、「サバンナバナナズ」というチームが、ファンを楽しませる独自のルール(例えば、観客がファウルボールをキャッチしたらアウトにカウントされるなど)に則って野球エンターテインメントを行い、大きな人気を博しています。
競馬でもそういったものがあれば、現地に行って見てみたいなと思わされますね。
救助ホースのお話も、興味深い内容でした。
実際に日本でも、北海道和種(道産子)や木曽馬といった在来馬が、悪路や急斜面にも適応でき、体力もあることから、災害救助に適していると注目を集めています。
北海道でも「北海道災害救助騎馬隊」なるものが組織されており、災害現場での人命救助や孤立した集落への物資運搬などへの活用が期待されているそうです。
サラブレッドと在来馬の特性は異なるものの、きっと活かせる道はあると思いますので、今後そういった取り組みが生まれてくると、とても良いなと思いました。
今回は、札幌競馬場を愛する朗読パフォーマー/ラジオMCの語楽ッケンローラーさんの「withuma.」を伺いました!
毎週定期更新してまいりますので、次回もよろしくお願いいたします!
「withuma.」では、馬にまつわる活動や、その思いについて発信していただける方を募集しております。
リモート取材は一切なく、専用フォームからアンケートにお答えいただくと、その内容が記事になります。
今後も「withuma.」を通して、引退馬問題前進の一助となれるよう、微力ながら馬事産業・文化に携わる人を発信していきますので、是非皆さまからのご応募をお待ちしております!
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協力:語楽ッケンローラーさん 取材・文:片川 晴喜 編集:平林 健一 著作:Creem Pan
>サラブレッドには遅咲きの馬がいますので
鈴木伸尋調教師もその点を気にかけておられますよね。
早期の登録抹消がもったいない、もう少し時間をかけてあげれば走る気になってくれるのに、と思う馬がいるって。
中央競馬にジュニアカップ(L)があるんだから「シニアカップ」を創設してもいいんじゃないかな? 一度登録抹消しても再チャレンジできるように。言うなれば「引退馬復活戦」。
「2着入賞馬まで現役復帰できる」「税金と経費控除後のレースの売り上げは全額引退馬支援に充てる」というルールでどうでしょう?
>その馬たちが走るチカラで発電して、その電気を売電したり
小ぶりの水車を利用した小水力発電というものがあります。
ウォーキングマシンで運動する競走馬を見るたびに、彼らがタービンの羽根をぐるぐる回して「小馬力発電」ができないものか、と考えてしまいます。(「こうまりょくはつでん」と読みたくなりますが、ひとまず「しょうばりょくはつでん」で)
馬ふんと敷料を使ったバイオマス発電は、JRAがすでに導入しているようです。
神戸製鋼から栗東トレセンのバイオマスプラントに、《MSEG》(スクリュー式発電機)と《マイクロバイナリー》(バイナリー発電機)の2製品が数台納入されたという記事を読んだ覚えがある。
現在は栗東・美浦の両トレセンに、コンポストプラント(馬房敷料の堆肥化施設)とバイオマスプラントがあるんじゃないでしょうか?(美浦は未確認)
昨年6月5日の安田記念の日、東京競馬場でJRA初の「クリーンエネルギー競馬」が実施されました。JRAのサイトで「当日の競馬開催で使用した電力約12万kWhをまかない、約54トンのCO2を削減しました。」と“サステナターフィー”が宣伝しています。
将来は現役馬だけでなく多くの引退馬もバイオマス発電に参加して、100%馬ふん発電のみで、全ての競馬場及び馬事関連施設の必要電力を供給できるようにしてほしいですね。
次回の「クリーンエネルギー競馬」は8月20日(日)札幌競馬場にて実施されます。
現地観戦の皆様は、ぜひ「けずりイチゴ」を味わいながらお楽しみください❗️ 🏇🏾🍓🍧😋
五十音からの「ぬ」の引退問題をお一人で真剣に討論しておられましたね。(YouTubeで拝見しました)
今までひらがなの個別の文字の使用頻度ランキングなど考えたこともなかったのですが、一応「い」がトップだというのが定説のようで。
ネット上には「“ぬ”は日本語から廃止されたんですか? 確かにあまり使いませんよね」「そんなことは有り得ぬ」みたいなやり取りも。🤣
私は「ぬ」より「ぴ」や「ぽ」が下位にくるんじゃないかと想像するのですが、実際には.....
(いや、この話題で朝まで盛り上がるわけには。貴重な連休の夜なのに☹️)
アングロアラブのレースが開催されていた時代には、一文字の馬名もあったそうですね。
青毛牝馬の「ヤ」。サラのスピードには及ばなかったかもしれないけれど、ラスト3ハロンを「矢」のように疾駆する姿は同じように美しかったことでしょう。
「ぬ」の使用頻度を上げる救済策として「ヌ」という馬名が許可されるといいのにね。憤怒の「怒」かな?
(結局この話題....😅)