22'京都金杯を制したトーセンラーの代表産駒は、クール×アザトイ、ツンデレイケメンに!?|ザダル vol.8

かつて観衆を沸かせた名馬の"今"を紹介!
走り終えた今も、観衆を魅了したあの日の輝きは、決して色褪せない。
全国で暮らす、名馬の個性と"今"を集める『ウチの子はあの名馬!個性にLOVE❤︎ 引退馬コレクション』をお届けします!
今回のコレクションは、2021年のエプソムカップ(G3)、2022年の京都金杯(G3)などを制した、ザダル!
現在は、岩手県八幡平市にあるジオファーム・八幡平で暮らしているとのこと。
そのお世話をしている遠藤さんにマル秘情報をたくさん聞いちゃいました!

遠藤 沙季さん
(ジオファーム・八幡平 インストラクター)
ウマ歴:18年
出身地:埼玉県
趣味:乗馬・読書
休日の過ごし方:乗馬・副業

ザダル
ニックネーム|ザダル
生年月日|2016年2月12日
生産者|新冠橋本牧場
馬主|キャロットファーム
戦績|16戦6勝(2着0回,3着2回)
獲得賞金|1億6,996万円(中央)
主な勝鞍|2021年エプソムカップ(G3)、2022年京都金杯(G3)
父|トーセンラー
母|シーザシ―
母父|Lemon Drop kid
ここにきた日|2022年11月25日
ザダルは2021年エプソムカップ(G3)、2022年京都金杯(G3)の勝ち馬。
デビューから2連勝で臨んだプリンシパルS(L)を制し、秋初戦のセントライト記念(G2)3着後には菊花賞(G1)への出走を果たすなど、3歳時から活躍を見せました。
4歳時にも1勝を挙げたものの、球節の手術などで休養に入り、それから8か月後の5歳6月に復帰。
その初戦となったエプソムカップ(G3)では、直線で前を行く各馬を差し切る素晴らしい競馬で、初の重賞タイトルを手にしました。
なお、これが父・トーセンラーのJRA重賞初勝利ともなりました。
同馬は6歳秋に、右前種子骨靭帯炎が発覚し引退。
引退後はTCCホース(引退競走馬の支援活動に取り組む TCC Japan の所有馬)に仲間入りし、管理調教師である大竹正博氏のご縁で、ジオファーム・八幡平に来たとのことです。

なるほど…とても賢くてクールなお馬さんなのですね。
担当している遠藤さんに、ザダルの"印象的なエピソード"を聞いてみました!
「クールで、あまり甘える事はありませんが、放牧している所に迎えに行くと鼻を鳴らして呼んでくれます。」
普段はクールに決めていても、鼻を鳴らして呼んでくれるなんて可愛いところを見てしまうと、ギャップ萌えする事間違いなし!ですね!


確かにイケメン!凛々しいお顔をしていますね!
1年前は、まだ現役の競走馬だっただけあって、馬体も美しいですね。

放牧は基本1頭で行われており、呼べばこちらに来てくれるようです。

パドックに放牧中のザダル

年上のポニーに遊び方を教えてもらっているようです。

岩手の冬は寒いので、馬着を着せてもらっているようです。


遠藤さんと調馬索をするザダル

岩手の自然の中でのんびり暮らしています。
昨年の冬に、こちらに移動してきてくれて、はや9ヶ月が経過しました。
春、夏と八幡平の季節の移り変わりを満喫し、環境にもすっかり慣れて、最近では馬房の外の景色を"ボヤ〜"っと眺めている事も多いです。
重賞の勝馬なので、もっと気が強いのかと思えば、実は"ぼんやり"さんなザダルくんなので、そんな様子を見に来てあげて頂ければと思います。
遠藤さん、ザダルのマル秘情報をたっぷりご提供いただき、ありがとうございました!
ちなみに、ザダルの見学は「TCC 引退競走馬ファンクラブ」への会員登録後、Webサイトよりご予約が可能とのことです。
またTCCホースは「シェアオーナー制度」のため、応援したい馬を一口(半口も可)から気軽に支援することができ、ザダルも随時一口オーナーを募集中とのことですので、気になった方はぜひ!
なお、ザダルのいるジオファーム・八幡平さんでは、教育的な観点や、お取引の商談を前提とした団体様からの視察を受け入れておられます。
※TCC会員様を除く、個人様での見学は受け付けておられませんので、ご理解のほどお願い申し上げます。
詳細は、下記のページをご確認ください。
そしてジオファーム・八幡平さんのSNSと、ザダル専用X(旧:Twitter)アカウントからも、ザダルの姿をチェックできるので、ぜひフォローしてみてください♫
ザダル専用X(旧:Twitter)|@Zadar_TCC
ジオファーム・八幡平さんX(旧:Twitter)|@geo__farm
Instagram|geofarmhachimantai
Facebook|ジオファーム八幡平
WEBサイト|https://geo-farm.com/
協力:株式会社TCC Japan
ジオファーム・八幡平
取材・文:片川 晴喜
デザイン:椎葉 権成
編集・監修:平林 健一
制作:Creem Pan
著作:Creem Pan・GJ
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《ザダル》。まず、このキリッと短い馬名のインパクトでズッキュン❗️
次に聡明な顔立ちとカッコいい走りのフォームでズッキュン‼️
さらに、血統を見ると私の好きなお馬がいっぱいいるのでズズズズ、ズッキュン❗️❗️❗️
そんなこんなでファンになりました。
極め付けは2022年、中京開催の京都金杯。調教のときから素晴らしい動きで、唸るような勢いそのままに優勝しましたね。私ごとですが、このレースの単勝払い戻しを全額キョウエイボーガンへのお香華料にさせていただきました。ありがとう、ザダル。🪷🙏🏻
お父さんのトーセンラーの半兄にフラワーアレー(Flower Alley)がいます。
エリザベス女王杯連覇のG1馬ラッキーライラックのおじいさん。栗毛と足長の好馬体を孫娘に伝えました。
栗毛は父のオルフェーヴル譲りだと思われているかもしれませんが、ラッキーのレッドゴールドとも呼びたい少し赤みがかったシックな栗色は、母のライラックスアンドレースを経てフラワーアレーから受け継いでいると思われます。オルフェは金色の暴ヤン、いえ暴君😅と言われたように、もっとピュアゴールド寄りの栗毛だから。(☜ 完全にどうでもいい話)
ザダル=ズッキュン❣️の理由は馬名の由来にもあります。
世界一美しい夕日が眺められるというクロアチアの海辺の町、ザダル。
父の馬名トーセンラーからの連想。(「ラー」は古代エジプトの太陽神)
そこへ母の馬名シーザシーからの連想も加わって、「アドリア海に沈む美しく荘厳な夕日」をイメージして命名されたのだとか。(☜ 絶対、どうでもよくない話)
ザダルくん、これからは、穏やかな春秋の日差しに照らされるような心安らぐ日々を過ごしてください。
でもまずは猛暑のカンカン照りを乗り切ってね❗️😘