- 4月25日

メイショウドトウとネコパンチの馬房に監視カメラを設置📹👀馬の安全を最優先に🐴💞

北海道新冠町にある、引退馬の牧場ノーザンレイク。

そこで毎日を過ごしているライター・佐々木祥恵が、

馬ときどき猫な日々を綴ります。

ここのところ新たなご縁があったり、コラボグッズ含めたグッズの企画や放牧地の木柵の整備など、歩みの鈍いノーザンレイクにしては様々なことが急ピッチで進んでいる。放牧地の木柵工事は天候にも左右されるので日程は未確定だが、ゴールデンウィーク前には始まりそうだ。

購入した牧柵用の横板が到着

牧柵用横板98枚

また先延ばしになっていた皆様からのご寄付等の第2回目のご報告は、現在準備中なので発表までもう少しお待ちください。よろしくお願いいたします。

さて話は変わり...。ドットさん（メイショウドトウ）とパンチくん（ネコパンチ）の馬房に監視カメラが付いた。以前から監視カメラ計画はあり、どうせなら牧場入口や放牧地も映せるようにと見積もりを取ったことがあった。だが当時の状況では支払うにはちょっと厳しい金額が示されており、その時は諦めた。

ドットさんの馬房を映すカメラ

パンチくんを映すカメラ

だがドットさんが手術し、退院後は馬房で無事過ごしているだろうか、異変はないだろうかと様子が気になって仕方なくなり、夜中に目が覚めては懐中電灯を手に厩舎に向かい、様子を確かめる日もたびたびだった。そこで新冠に移動当初からお世話になっている電器屋さんに相談して、ドットさん用のカメラを取り付けてもらった。これで夜中も家の中から、ドットさんの姿を確認できるようになった。予算の都合もあり、とりあえずカメラはドットさんだけのはずだったのだが、約1週間後にはパンチくんの馬房にも取り付けることに...。というのも、パンチくんが左前脚、右後ろ脚、左前脚といずれも球節付近の捻挫を繰り返したからだ。3回目に左前脚を痛めた時はレントゲンを撮影。骨折やヒビはないことが確認され、ひとまず安心した。けれども1回目の捻挫の時から、症状のピーク時の跛行が酷くて歩くのがやっとになる。そしてピークが過ぎれば歩様はほぼ問題なくなった。

向かって左がドットさん、右がパンチくん

ところが3回目の捻挫の後、良くなっては痛みや熱感がぶり返すことが多くなった。パンチくんは放牧地での砂浴びが好きだし、時折痛めやすい左前脚を下にしてゴロンと横になって寝息を立てて寝ていることもある。女子チームが騒ぐと一緒になってジタバタする。馬房内でもよく寝ているし、おねだりする時は左前脚で前掻きをする。観察していると痛めた脚に良くないことをしていることが多い。そんなわけで、パンチくんの馬房にもカメラを取り付けてもらった。

パドックで爆睡するパンチくん（それぞれ別の日）

前述したように良化と悪化を繰り返したので、獣医師は再度レントゲン撮影しより細かく精査したところ、捻挫箇所付近の変形性関節炎が認められた。まだ初期とのことだが、繰り返す捻挫のような症状はこれが一因になっているとのこと。海外では患部にヒアルロン酸を注入する治療例があるが費用的にも現実的ではないので、痛みが出た時の疼痛管理とレントゲン撮影を定期的に行って進行度合いを見ていくというのが今後の方針になった。