モンキー乗り体験の特別講師⁉︎ 二ノ宮先生が出張上岡馬頭観音マルシェにやってきた🐴👨🏻🦲🪷
- Loveuma.

- 1 日前
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かつて育成牧場の場長を務め、現在は曹洞宗妙安寺の僧侶。
「ウマのお坊さん」こと国分二朗が、徒然なるままに馬にまつわる日々を綴ります。
二ノ宮調教師直伝モンキー乗り体験
今回の出張上岡馬頭観音マルシェでは、ついに師である二ノ宮に来ていただくこととなった。恐悦至極である。この時点でこのイベントは完成完結していると言っても過言ではない。
私は曹洞宗門下の僧侶ではあるが、それ以前に私は生粋の二ノ宮敬宇原理主義者だからである。先生が「別に急いでないんだけどさぁ・・、*@¥を準備できる」と言えば万難を排して秒で揃えるし、「暇だったら飯でも食うか?」と言われれば某夫人との約束などすっぽかして馳せ参じる。
別に恐れ慄いているわけではない。でも長い付き合いの中で、そんな時期もなかったとは言わない。というか、先生に怒鳴られた回数をカウントすれば、私の右に並ぶものはいないと断言できる。先生からの着信に気がつき履歴を見たら10回以上連続着信があって震える手で受話器を握りしめたことも1度や2度ではない。私の毛根がすごい勢いで潔く閉じていったことも無関係ではないと密かに思ってはいる。
しかし基本的に二ノ宮敬宇という人間が大好きなのだ。そばにいるのは大変だったのだけど、そばにいると何かが起こるというか、常に斬新で楽しかった。
そんな先生がここ数年、馬の世界で再び活動を始めている。自身の乗馬を始め、母校馬術部のOB会の副会長を務めたり、競馬場で講演したり。理由を自身の生きがいと、馬の世界に人が足りなさすぎるから、リクルートの為だよと笑って言う。
であるなら先生、マルシェのトークイベントに出演してくださいよ。とお願いしたらニヤリと笑い「いつなの?」と快諾してくれた。今年の春の話だ。因みに去年も一度お伺いを立てている。マルシェを始めて間もない頃だった。その時は「トークインベントがあるのですが・・」の時点で「絶対ヤダ」と一刀両断みじん切りの勢いで断られていたので随分な変化だ。
夏が過ぎ、具体的な話を進めだした。質問する内容の素案を提出する。その質問量では半日かかってしまうということで、1時間の枠の収まるよう絞り込んだ。
そんな打ち合わせの中で、イベント当日のタイムスケジュールを見てもらった。先生の自宅から会場であるHorse Space 紡までは車で2時間くらいかかってしまう。なので無理のないよう、トークイベントはお昼の時間に設定してある。それを確認してもらうためだ。
「へー色々とやるんだね」
先生は感心しながら当日全体のスケジュールを眺め、「お!?」と一点に興味を示した。
「ナニ?このモンキー乗り体験って?」
モンキー乗りの基本的な考え方を教えて、実馬の上でのバランスの難しさを一般の方にも知ってもらうイベントだ。モチロンほんのさわり程度の体験だが、一度垂直に立ち上がってもらったりする。ありえない高さにみんなキャーキャーするので、結構好評な企画だと自分では思っている。
「で、誰が教えるの?」
先生が喰いついてきた。
もちろんワタシですが・・と答える。フンッと鼻で笑われた。
先生にしてみれば、下手くそな私が教えるなど、ちゃんちゃらおかしいのだろう。とはいえ自分にも、あまたのスタッフに教え続けてきたという自負がある。言い返そうと前のめりになると、先んじて言われた。
「そんなのさ、ボクが教えた方が良くない?」
なんと。仰る通りです。というか教えてあげてください。ひょっとしてイベントを丸ごと乗っ取られた?いやむしろ乗っ取られた方が良いのだろう。
ただそうなると、朝の10時過ぎには現地へ来てもらうことになってしまう。それはあまりに図々しいので、もし間に合えばと、お願いベースで頼むことにした。
そして出張・上岡馬頭観音マルシェ当日がやってきた。快晴であった。季節外れの暖かい日でもあった。そして先生は、なんと9時過ぎにはやってきた。やはり、と思ったのは内緒である。
そしていよいよ、二ノ宮調教師直伝モンキー乗り体験の時間がやってきた。
当初の手順としては、最初に私が重心の意識の仕方を解説する。そして見本を見せながら、姿勢の取り方を説明。いよいよドキドキしているお客さんに体験してもらう。といった予定だった。事前に申し込みしてくれた5人の方に体験してもらうイベントだ。
せっかく先生が来ているので全ての説明はお任せする。その説明に応じて、私が見本を馬上で見せるスタイルに変更した。
先生の説明は普通の乗馬姿勢についてから始まった。スリーポイントとはどういうことか。脚のラインは。座骨の意識は。目線は。
ちなみにこのイベントは、普通は絶対することがないであろうモンキー乗りを一般の人に体験してもらい、そのアンバランスさ、高さにキャーキャー言ってもらいたいという、軽いレクリエーションである。
しかし先生の熱い講義は止まらなかった。既に乗馬の座学と化している。私は残り時間を気にしつつ、懐かしさを感じるのを禁じ得なかった。

(つづく)
文:国分 二朗
編集:椎葉 権成
著作:Creem Pan


























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