海と自然とヨナグニウマと…🐴🌺 記憶に残る素晴らしい外乗だった件について
- 2月24日
- 読了時間: 5分

馬のような謎の四足歩行生物「UMA」の産みの親である
イラストレーター・鷹月ナトが、
日頃の制作活動の舞台裏や、馬への愛を書き連ねる連載です。
海が見えるところまでヨナグニウマと共にやってきた我々。
今回名水を巡るコースということで、名水のあるところまでパカパカと南城市の町中や住宅道路を突き進んでいる。
途中には沖縄特有の大きなお墓や、石垣があり、元々は南国の独自の文化が根付いた異国であったことを思い出させてくれる。
名水へ向かう途中に垣花農村公園というちょっとした広場のような場所を通る。
ここは元々琉球競馬の跡地だったそうで玉城垣花馬場(タマグスクカキノハナ馬場)というところだったそう。
今は綺麗に整備された公園となっているが、昔はここに馬達が勢ぞろいしていた背景を知っていく。

うみかぜホースファームがある場所から約4.3kmほど離れた場所にある目的の名水の場所、垣花樋川(かきのはなひーじゃー)の近くまでやってきた。 長い坂道をバライに乗ったまま下って行く。少し体を後ろにもたれるようにして、馬達が降りやすいように鞍上も体勢を整えてあげる。

下ったところには駐車場があり、そこで一度下馬。ヨナグニウマたちは少し一息つけつつもまだまだ余裕そうな感じであった。ここからは道が狭くなるため、馬を連れて一緒に名水まで歩いていく。 今までは騎乗していた景色だったが、引き馬の状態で木々のトンネルを抜ける景色も中々…
ポニーサイズである在来馬だからこそこの道を歩けるのもある。

目的地の垣花樋川についに到着。 ここは湧き水から引いた井泉で、沖縄でも唯一日本の名水百選に選ばれているという場所。 緑に囲まれているが、少し高いところに上がると海が見渡せてスーッと解放感を感じた。 後々から調べたらどうも沖縄南部の穴場パワースポットでもあるらしい。夏場は地元の子供たちや観光客の人が多く来る場所でもあるため、チルスポットともいうべきか。


湧き出ている箇所より下の水たまり部分は馬浴(ウマミアシー)川と呼ばれ、馬達に水を飲ませたり、体を洗ったりしていたそうだ。至る所に琉球の馬達の歴史が根付いている。
馬達が休憩している最中、色々動き回る私。なんか隅々まで見たい性分なせいで滑りそうなところでもぐいぐい端まで見に行ってしまう。そんなことをしてる間に別の観光客のお客さんがやってきた。名水見に来たら突然の馬にびっくりしていた。それはそう。
名水の里を訪ねる馬旅コースについては人気のコースだそうで、もし垣花樋川に観光に行く場合は運が良ければお仕事中のヨナグニウマ達と会えるかもしれない。

さて休憩も済んだことで今度は帰り道に。先ほどの駐車場に戻って再び騎乗。 今度は坂道を力強く駈足で上がっていく。坂路調教みたい。
帰り道は垣花城跡の周辺を通ったり、およそ100年くらい行きているであろうガジュマルの木の側を通ったり。 100均とかでもよく見るプリプリベイビーなガジュマル達もちゃんと育てて100年生きたらこうなるんだなぁと実感。

行きにも通った畑が広がる道を速歩で進んでいる途中、作業をしていた農家の人たちがウマ達に刈り取った草を食べないかと声をかけてくれた。
ありがたいお声がけに馬達も喜ぶかと思って近づかせてみるが…
少しは食んだくらいでやめてしまった…
ズコーーーーッ
キク科っぽかったのでちょっと苦かったのだろうか。若干の申し訳なさもありつつ、お礼を言ったあとにその場を後にする。
なんだかんだで沢山お話をしながら時間を確認すると出発からなんと4時間経過していた。先導スタッフの方も驚く。
あまりにも楽しすぎてしゃべりすぎていたらしい。どうりでさっきまで暖かく感じていたのがなんかちょっと肌寒く感じてきたわけで…
午後は自分のみだったのでそこだけが救いだった。長い時間お付き合いしていただき本当にありがとうございます。

ユインチホテル南城までついに戻ってきた。うみかぜホースファームがある場所よりもう少し上に上がったところにキャンプが出来る高台がある。そこがゴール。
ここからの眺めも格別で、太平洋が広がっていた。時間次第では駆逐艦のような大きな船も通っていたりするようだ。
これにて名水の里を訪ねる外乗コースは終了。在来馬に乗れたこと、沖縄の知見を広げれたりとボリューム満点、めちゃくちゃ大満足である。
帰ってきた馬達はパドックで鞍を外された後は即ゴロゴロ。ほんとに長らくお疲れ様でした。

沖縄での外乗は初めてであったが、個人的に今まで行った外乗の中でもすごく記憶に残る素晴らしい体験でした。可能であれば外乗グループでも連れてまた行ってみたいと思うほどに。
今回は冬場に行ったが、沖縄のシーズンである夏では海馬遊びコースが実施されている。
暑い時期は馬と共に海に、暑さが落ち着いた時期は今回のような外乗を楽しめる。
高知にて川馬遊びを体験したので、今度は本場の海馬遊びもやってみたい気持ちでいっぱいである。また織を見て遊びにいきたい。
文:鷹月 ナト
編集:椎葉 権成
著作:Creem Pan


























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