二ノ宮先生の有料級モンキー乗り講義でスケジュールに狂いが…!🐴👨🏻🦲🪷
- Loveuma.

- 7 分前
- 読了時間: 3分

かつて育成牧場の場長を務め、現在は曹洞宗妙安寺の僧侶。
「ウマのお坊さん」こと国分二朗が、徒然なるままに馬にまつわる日々を綴ります。
濃密すぎる講義の時間
そもそも先生は教えるのが大好きなのだ。競走馬乗りも、乗馬がしっかりとできなければならない、と考えていた先駆者でもある。それはもう、ずっと昔から。たとえ調教中でも一度レクチャーが始まってしまうと、もう止まらなかった。
当時、牧場の調教スケジュールはかなりタイトだ。一頭乗り終わって、次の馬の装鞍へは小走りで向かわないと、間に合わないくらい。馬場を使用できる時間が決まっているので、まず時間ありきだった。
そこでレクチャーが始まってしまうと、一気にすべてのスケジュールに狂いが生じる。
「ジローさん!先生の乗馬教室が始まってしまいました!」
という報告がくれば、今後の予定をどうやってこなすのか。脱水層の如く頭をフル回転させつつ、なす術無く見守るしかなかった。
今、目の前で進む先生の講義は、やっとモンキー姿勢についてとなっている。しかし内容はモンキー姿勢の今と昔の変遷、さらにはアメリカと欧州の騎手の追い方の違いについてだ。
ちなみにこのイベントは普通は絶対することがないであろうモンキー乗りを一般の人に体験してもらい、そのアンバランスさ、高さにキャーキャー言ってもらいたいという、ごく軽いレクリエーションである。
濃密な有料級の講義の後、やっとバトンが私に渡された。すでにイベントの時間は残り僅かである。
本当はモンキー乗り(っぽい)姿勢を取ってもらい、そのままで一人ずつ5分程度引き運動して大腿四頭筋と背筋を破壊し、プルプルしてもらおうと思っていたが、その時間は無かった。
実際に体験してもらう時間は、ごくわずかなものとなった。しかしながら参加された皆さんは、思っていた以上の笑顔だ。申し訳ない気持ちがほんの少しだけあったが、驚いた。私がチョロっと見せた見本の姿勢にも感嘆の歓声が溢れる。
これは思うに、先生の話のおかげではないだろうか。(深すぎて多分理解はできなかっただろうけど)我々競馬人が、どれだけ考えて日々馬に跨っているのか。そして理屈にフィットする肉体を作り上げる鍛錬の部分。これらを含めて、大いに関心を持ってもらうことができた。
趣旨は多少変わってしまったが、かなり有意義なモンキー乗り体験となったことは間違いないだろう。
さて昼になり、いよいよトークイベントである。
先生が先ほどのモンキー乗り体験で、喋りにエンジンがかかってきたというか、全然話し足りなそうな雰囲気が、覇気としてほとばしっている。
はたして時間通りに、終わらせることができるのか。黒王号に乗ったラオウと化した先生を、モブキャラな私が御せるのか。こうなった以上、話の内容的には予定通りにいくわけが無いと、ハナから諦めている。
最初に書いたように、質問の一覧は渡してある。会って話しながら何度か内容を吟味したし、時間が足りないであろうということで質問の半分以上を削除した。しかも来場者が聞きたいであろう、エルコンドルパサーとナカヤマフェスタの話に絞りこんでもある。
越生町の澄んだ空気の下でトークイベントは始まった。暖かい、ちょうどいい感じの日差しが心地良い。
まず、話の導入として先生が今何をしているのか。なぜ早期退職したのか。について聞いた。これは先生からリクエストされた質問だ。ただ掘り下げるわけにはいかない。それだけで、終わってしまうからだ。サラッと流して、本題へ入っていく。

(つづく)
文:国分 二朗
編集:椎葉 権成
著作:Creem Pan


























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