馬29頭と暮らす毎日🐴 でも、子供の頃は動物が苦手でした😅

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引退馬支援のパイオニアであり、認定ＮPＯ法人引退馬協会・代表理事の沼田恭子氏が、

馬と暮らす毎日から抱く思いを綴ります。

サムネール画像：タービランス（引退馬協会所有馬／フォスターホース）とともに

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乗馬倶楽部イグレットで余生を過ごす コアレスピューマ（引退馬協会所有馬／フォスターホース）と

こんにちは。

このたび「Loveuma.」でブログを書くことになりました、沼田恭子と申します。

このブログのタイトルは「馬と暮らして」。乗馬クラブ（乗馬倶楽部イグレット）の運営や、全く別の団体として認定NPO法人引退馬協会の代表を務める生活のなかで感じたこと、日々考えていることなどについて、個人の視点から発信していきたいと思います。

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たくさんの動物たち

そして馬たちを見守っています

私の生活には、馬29頭、ネコ4匹、犬3頭がいます。他の施設で繋養している引退馬協会関連の馬たち（フォスターホース、再就職支援プログラム受講生・卒業生）や、被災馬支援で見守っている馬たちを含めると、今、私が直接関与している馬の数は計142頭（5月8日現在）になります。

ディディ、おてんとうさん、リボン、ジャック、そら

おやつを待つ、うちの犬たち

ディディ、リボン、ジャックは旅立ってしまいましたが

みんな個性豊かで大切な存在でした

保護犬のミトくん

人見知りがずいぶん解消されてきました

やんちゃなきょうだい猫

兄のカイくん

保護猫のチャップくん

ヒゲのような鼻の下の模様からチャップリンと呼び始めました

とても甘え上手です

牧場の柵の上でポーズする

ぱっつん模様の前髪くん

このように、たくさんの動物に囲まれて生活していると、皆さんからは生来の動物好きと思われがちです。しかし、実のところ、子どもの頃は動物が苦手でした。とくに犬には何度も追いかけられ、恐怖を抱いていました。今考えると、身近に生き物とうまく付き合う人がいなかったことが原因だと思います。

ゴールデンレトリーバーとスタンダードプードルのミックス

生後2ヵ月の頃のおてんとうさんと筆者

おてんとくんは今年12歳になりました

イグレットでは馬や人にいつも優しく寄り添い、見守ってくれています

生産、育成、乗馬クラブ…

さまざまな体験から

今、馬と向き合っています

大人になって、私は獣医師さんの卵と出会いました。のちに私たちは結婚することになるのですが、彼の影響で動物への恐怖は少しずつ薄れていきました。

今でも初めて会う犬とは距離を持ってしまうことがありますが、何故か犬には好かれることが多いですね。こちらはちょっと、ドキドキしているのに！　

馬についても、子どもの頃はただの憧れの存在でした。馬の一生について深く考えるようになったのは、私が馬たちの生死を握る存在になってからのことです。

北海道時代の家族たち （社台ファームにて／筆者撮影）

夫の仕事の関係で、乗馬クラブやサラブレッドの生産牧場、育成牧場を経験しました。

そしてこの30年では、自ら乗馬クラブの運営や引退馬のリトレーニング、最終ステージまでのサポートを行い、馬の一生を見守っています。引退馬協会の前身である「イグレット軽種馬フォスターペアレントの会」設立から28年は、とくに引退馬に深く関わってきました。

馬が生きる環境を

レベルアップしていきたい

ここ数年で「引退馬」という言葉が社会的に認識されつつあると感じています。

これまでの引退馬事業は多くのリスクを伴い、特に養老事業はボランティア精神が必要不可欠でした。しかし、今では引退馬事業を考える人が増え、新たな可能性を感じるようになりました。

一方で、馬の管理状況には大きな差があるのが現状です。「馬たちの環境の底上げ」が目下の私の目標となっています。

ルックトゥワイス（引退馬協会所有馬／フォスターホース）の

馬房でくつろぐお転婆クイちゃん

カイくんの妹です

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次回からは、これらの経験や日々考えていることなどについて、丁寧に綴っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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Profile

沼田恭子（ぬまたきょうこ）

広島県生まれ。乗馬倶楽部イグレット 代表取締役、認定NPO法人引退馬協会 代表理事。1997年、引退馬協会の前身となる「イグレット軽種馬フォスターペアレントの会」を設立。2011年「特定非営利活動法人引退馬協会」設立、2013年「認定特定非営利活動法人（認定NPO法人）」となった。

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文：沼田 恭子 構成：Yumiko Okayama

編集：椎葉 権成・近藤 将太

著作：Creem Pan