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「サンクスホースデイズ」in 東京競馬場での啓発活動🏇


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引退馬支援の事業家として業界を牽引する、株式会社 TCC Japan・代表取締役の山本 高之氏が、

「馬のミライ」をつくるための、考えや想いをお伝えします。


皆さん、こんにちは!

TCC Japan 代表の山本 高之です。


秋になり、各地で様々なイベントが開催されています。

先日 10月13日(月祝) は、JRA東京競馬場で開催されました「サンクスホースデイズ」という場内でのイベントに参加してきました。

TCC としてブース出店と、私個人は 30分間の講演をさせていただきました。



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「ブースの様子」
「ブースの様子」
「講演にて」
「講演にて」

この「サンクスホースデイズ」は “馬に関わる人が馬に感謝する日” ということで、もう 10年以上前から角居 元調教師が音頭をとって開催されているイベントです。

当初はなかなか競馬場で開催できませんでしたが、現在は JRA東京競馬場・阪神競馬場、また名古屋競馬場や園田競馬場、佐賀競馬場など、多くの方が集まる場所で開催されています。

直近では、11月3日(月祝) 園田競馬場でも開催が予定されています。


競馬場でブースを出店し、リーフレットを配り、講演を行ない、競馬場に来場している多くの競馬ファンの方に引退競走馬支援の活動を知ってもらうことは、非常に重要な取り組みで、貴重な機会となっています。



実際に競馬場でのイベントを始めた当初より、あきらかに競馬ファンの方の反応も変わってきており、熱心に話を聞いてくれる方やチャリティグッズを買ってくれる方、また募金をしてくれる方が増えてきていると感じています。


「TCCホースについて、ボランティアさんがご紹介」
「TCCホースについて、ボランティアさんがご紹介」
「TCC みらい基金への募金も」
「TCC みらい基金への募金も」

しかし、競馬場に来場されている人数からの比率で考えると、まだまだ興味を持ってくれる方が少ないという現実もあり、いち活動団体としての力の無さも実感します。

競馬場でのイベントでは、毎回 数千部のリーフレットをボランティアさんのご協力で配布できていますが、そこから例えば「TCC 引退競走馬ファンクラブ」への入会につながる件数がどれぐらいあるかというと、残念ながら大きくありません。

特に今回は 3日間開催の最終日で競馬場自体の来場者数も少なかったようで、少し寂しさの残るイベントとなりました。


一方、イベントを重ねるごとに参加団体だけでなくボランティアとして関わっていただける方が増えてきています。

競馬を楽しむと同時に、引退していく競走馬たちにできることをしていく、現役競走馬だけでなく引退競走馬も応援する、そういう文化をどうやってつくっていくかがこれからもっと競馬ファンの方々を巻き込んでいくポイントになると思います。


「イベント終了後、ボランティアの皆さんと」
「イベント終了後、ボランティアの皆さんと」

それには私たち TCC だけでなく、同様に活動している他団体、そして競馬運営に関わる JRA、馬主、騎手、調教師などの団体・個人、しいては現役の競走馬にも様々な形で協力体制をつくっていくことが必要です。


地道な草の根活動を続けていくと同時に、新しい取り組みや動きをつくっていけるタイミングになってきました。

TCC としても、積極的に新しい取り組みを行っていきます。



Profile

山本 高之(やまもとたかゆき)

株式会社TCC Japan 代表取締役


1980年、滋賀県栗東市生まれ。

大学卒業後、コンサルタント会社での勤務を経て、2006年に東京でITベンチャーを起業。

東日本大震災を機に地域の重要性を感じ、出身地である「馬のまち 栗東」で馬に関わる事業を起こすことを決意。

2015年9月、地域の障がいをもった子どもたちのためのホースセラピー施設「PONY KIDS」を開所。

2019年5月、引退競走馬をセカンドキャリアにつなげ、馬と人の福祉活動を行う拠点「TCC セラピーパーク」、2023年には東京表参道に「BafunYasai TCC CAFE」をオープン。

2025年4月には、滋賀県高島市のメタセコイア並木沿いにTCC初の観光養老牧場 「メタセコイアと馬の森」をグランドオープンし、 引退競走馬を事業で生かす様々な取り組みを展開している。




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文:山本 高之(株式会社 TCC Japan 代表取締役)

編集:椎葉 権成

著作:Creem Pan


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