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'15 読売マイラーズCを制したマイラーは、青草を口いっぱいに頬張る食いしん坊に!|レッドアリオン



 

かつて観衆を沸かせた名馬の"今"を紹介!

走り終えた今も、観衆を魅了したあの日の輝きは、決して色褪せない。

全国で暮らす、名馬の個性と"今"を集める『ウチの子はあの名馬!個性にLOVE❤︎ 引退馬コレクション』をお届けします!


今回のコレクションは、2015年の読売マイラーズC(G2)、同じく2015年の関屋記念(G3)などを制した、レッドアリオン!


現在は、鹿児島県薩摩川内市にある乗馬クラブMaster Horseで暮らしているとのこと。

そのお世話をしている木原さんにマル秘情報をたくさん聞いちゃいました!


※レッドアリオンは本記事の取材後、去る2023年7月24日に急逝いたしました。

Loveuma.運営事務局スタッフ一同、心よりご冥福をお祈りいたします。

 



木原 康弘さん

(乗馬クラブ Master Horse代表)


ウマ歴:38年

出身地:鹿児島県

趣味:仕事

休日の過ごし方:休みません




レッドアリオン

ニックネーム|アリオン

生年月日|2010年2月28日

生産者|エクセルマネジメント

馬主|東京ホースレーシング

戦績|40戦7勝(2着4回,3着3回)

獲得賞金|2億5,498万円(中央)

主な勝鞍|2015年 読売マイラーズC(G2)、2015年 関屋記念(G3)

父|アグネスタキオン

母|エリモピクシー

母父|ダンシングブレーヴ

ここにきた日|2019年12月11日

 

レッドアリオンは2015年読売マイラーズC(G2)、2015年関屋記念(G3)の勝ち馬。

3歳時からマイラーとして重賞戦線に名乗りを上げ、ニュージーランドT(G2)で2着となり、優先出走権を得て挑んだNHKマイルC(G1)ではマイネルホウオウに0.3秒差の4着。

4歳時は2勝を挙げ、翌年初戦の2015年の洛陽S(OP)を勝利し、昨年4着に敗れ再挑戦となった読売マイラーズC(G2)では8番人気の評価を覆し優勝。

同じく2015年の関屋記念(G3)では、出遅れから二の脚で先手を奪い、直線でも後続馬が迫る中もうひと伸びして、見事、重賞2勝目を挙げました。


2017年4月、現役のまま去勢手術を行い、術後も陰嚢を気にする様子が見られたため引退。

同年6月に岡山県のNPO法人吉備高原サラブリトレーニングでリトレーニングを開始しましたが、8月に現役引退の理由にもなった右睾丸の嚢胞の腫れが大きくなり、鹿児島大学共同獣医学部で手術を受けるために移動。

術後は、そのまま鹿児島大学馬術部にて経過観察となり、順調に回復してきた結果、2018年5月には初めての競技会にも出場。

馬術部では、学生さんと練習に励みながら、泥んこ馬場で寝転んだり、水遊びをして過ごしていたそうです。

そして手術から2年が経った2019年12月、再発の恐れも、ほぼなくなったため、現在暮らしている乗馬クラブMaster Horseに移動してきたとのことです。

 


 

なるほど…食欲旺盛でクールなところがアリオンの個性なんですね!

担当している木原さんに、アリオンの"印象的なエピソード"を聞いてみました!


「馬房内で右趾第1趾粉砕骨折を発症という大怪我をしてしまったことです」


第1趾というと、いわゆる繋骨にあたる部分、ちょうど球節~繋ぎの辺りでしょうか。

粉砕骨折ともなれば、その後の生活に大きく支障をきたすと思います。

先述の右睾丸嚢胞の手術から順調に回復していたところでの大怪我で、乗馬の道へ活路を見出していたアリオンにとっても、かなり厳しいアクシデントですし、木原さんにとってもショックな出来事であったかと想像いたします。

 


 

アリオンの瞳


桜とアリオン



基本的に1人でいることが好きだそうです。



仲間と過ごしている様子も見られるので、決して独りぼっちという訳ではないんですね。


道草を食うアリオン


とにかくよく食べるアリオン


馬房でも青草を頬張るアリオン



これは食いしん坊!

オオグイという個性がよく分かるお写真の数々ですね!

 


この度は急なお知らせとなり大変申し訳ございません。

アリオンのような名馬と間近で接することができ、とても貴重な経験をさせていただきました。

アリオンとの素晴らしい日々を、ありがとうございました。


 

冒頭でも記した通りレッドアリオンは、去る2023年7月24日に、13歳の若さで急逝しました。

死因究明のため、鹿児島大学にて病理解剖を行なった結果、心臓や肺に所見が見られ、蹄葉炎による起立困難(衰弱)が原因ということが分かったそうです。

2019年に右趾第1趾粉砕骨折を発症し、その後も右後肢の跛行が続いておりましたが、長期にわたる前脚への負担が蹄葉炎を引き起こしたようで、6月末頃に蹄葉炎が判明したため、すぐさま獣医師や装蹄師と相談のうえ特殊装蹄を施し、その経過を観察し始めた矢先のことだったそうです。


なお、レッドアリオンへの供花や弔問については、乗馬クラブMaster Horse および TCC Therapy Parkで受け付けているとの事です。

※ご訪問の際は事前のお問い合わせが必要になります。


また、乗馬クラブMaster HorseさんのSNSアカウントからも、レッドアリオンの在りし日の姿をチェックできるので、ぜひフォローしてみてください。


Instagram|Master Horse

Facebook|Master Horse

 

 

協力:株式会社 TCC Japan

   乗馬クラブ Master Horse

取材・文:片川 晴喜

デザイン:椎葉 権成

編集・監修:平林 健一

制作:Creem Pan

著作:Creem Pan・GJ

 

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