- 2023年8月8日

メイショウドトウがシマウマに変身⁉🦓脚の炎症の回復をメトも見守ります👀🐈

北海道新冠町にある、引退馬の牧場ノーザンレイク。

そこで毎日を過ごしているライター・佐々木祥恵が、

馬ときどき猫な日々を綴ります。

北海道らしからぬ暑い日が続いている。ある程度気温が高くなっても、湿度がなくて朝晩は涼しいというのが北海道の夏のはずなのに、今年は湿気がとにかく多い。空気がモワッとしていて、まとわりついてくる。朝も晩もムシムシしている。

厩舎内のデジタル温度計の湿度も、100パーセントを超えているのか、数字ではなくHIという表示になっているのをたびたび目にする。これまでは1頭につき1台の扇風機だったが、今年はドットさん（メイショウドトウ）を皮切りに、全頭2台態勢になった。仕事を終えホームセンターに駆け込むも、皆さん考えることは同じで工業用扇風機売り場の在庫がだいぶ少なくなっていた。ズラズラと扇風機を並べると廊下が狭くなり、作業もしづらい。そこで馬房内の高い位置に設置する用の扇風機を在庫のあった3台を購入。ドットさん、タッチノネガイ、タッチデュールの馬房内に取り付けて、馬房の前にも1台置いた。キリシマノホシとアシゲチャンは馬房の前に2台設置している。

馬房内の扇風機とドットさん

タッチノネガイも馬房内と廊下に1台ずつ扇風機が！

馬房にいる間は扇風機は回しっぱなしだ。暑さとアブで放牧時間も短めになるので、余計扇風機の稼働時間が長い。だからこの時期は電気代の請求書が怖い。引退馬の牧場はお金がかかるのは馬のご飯代だけと思われがちだが、牧場の維持費がまた馬鹿にならない。毎月毎月、支払ってばかりいる気がする。秋になったら皆さんからのご寄付の使途を当ダイアリーでお知らせする予定だが、牧場の維持費や重機の修理代、扇風機代などにも役立っており、本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。

女子チームの扇風機配置の様子（顔を出しているのはタッチノネガイ）

以前も書いたと記憶しているが、寄付頼みにならない経営ができるよう模索中だ。昨年から始めたグッズ販売をもう少し軌道にのせるために、秋までにはネットショップを開設予定で現在準備を進めている。楽しみにお待ちいただければと思う。

話は変わってドットさんについて。SNSには投稿したのだが、7月31日（月）に右後ろ脚がフレグモーネになった。初日は脚の腫れや痛み以外にも体温が39度台と高かった。元々両後ろ脚の繋ぎ部分の皮膚が弱く、毎日欠かさずケアを続けてきた。これまでも雪解けの季節にボーッと腫れることはあったが、さほど酷くはならず熱も出なかった。獣医師は、夏の暑さのストレスでいつも以上に細菌が増え広がったのではないかと話した。