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新たな出会いを求めて参戦‼️募集馬のセレクトツアーに行ってきた件について🐴


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馬のような謎の四足歩行生物「UMA」の産みの親である

イラストレーター・鷹月ナトが、

日頃の制作活動の舞台裏や、馬への愛を書き連ねる連載です。

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今年の6月14日、北海道にある日本軽種馬協会北海道市場へ向かっていた。


この日は私が一口で会員となっている株式会社ユニオンオーナーズクラブにて、今年募集される25年度の募集馬たちを展示するセレクトツアーが開催される日だ。

6月は他クラブもよく募集馬展示をしているようで、クラブに複数入ってる方は長期間北海道に滞在してる猛者も。しかしこの時期の北海道行きの航空券は非常に高い…な、なぜ…そういうことだから…?という話はさておき。



ユニオンのセレクトツアーには実は去年に初めて参加している。今回再び参加しているのも実際に募集馬を生で見て、どんな子かを確認出来る機会が非常に楽しかったからだ。24年度の募集馬はユニオンだけでも結果的に3頭出資していた。

今年も新たな出会いを求めて参加に臨んだ。


日本軽種馬協会北海道市場
日本軽種馬協会北海道市場

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事前の申し込みで現地参加を選んでいたため、新千歳空港から一緒に見に行く人たちとレンタカーで直行する。


12時半過ぎくらいに現地に到着しただろうか。受付を済ませて募集馬のブラックタイプと馬体の計測結果が書かれているパンフレット、参加者とわかるリストバンドをもらう。リストバンドのおかげで急になんだかライブの参加者みたいな気持ちになる。


去年は名札だった記憶なのもあり、なんだか新鮮。
去年は名札だった記憶なのもあり、なんだか新鮮。

受付を済ませた後は募集馬が収納されている厩舎へ。


厩舎、ここに募集馬たちが一時的に入れられている。
厩舎、ここに募集馬たちが一時的に入れられている。

開始時間までまだ少し余裕があったため、募集馬が馬房に入ってる状態を確認できた。

現地参加ではない千歳参加の会員の方々が早めにバスで到着しており、それぞれ気になる募集馬の元へ行っていた。馬房の前に募集馬を上場している生産牧場の方々がおり、色々と馬についてお伺いしている方もいた。



ユニオンオーナーズクラブはバイヤー系のクラブではなく、牧場集合系のクラブであり、日高の各々の牧場から産直で募集馬を集めているクラブだ。最近の活躍馬では23年のJBCクラシック競争、24年の帝王賞を勝ったキングズソードがいる。

産地直送なのもありリーズナブルな価格で尚且つ、牧場さんそれぞれで守り、繋いできた牝系の産駒が上場することも。また、今回のようなツアーでは上場した牧場さんともお話出来る機会もある。日高の牧場生産馬をメインに出資するにはちょうどいいクラブともいえる。


ヴェレーナの24、あのオジュウチョウサンの初年産駒の1頭。
ヴェレーナの24、あのオジュウチョウサンの初年産駒の1頭。

現地でもう一人、千歳参加で来た友人とエンカウントしつつ、時間が来たのでパドックに集合。


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クラブの代表取締役の方のご挨拶と展示の説明を聞く。今回はYoutubeにツアーに参加できなかった人向けに配信もされる。そのため撮影機材が前回よりたくさん用意されていた。

説明を終え、準備が整ったところで上場馬がパドックに早速お披露目。


クラシックスの24、この馬は唯一のセレクトセールから来た血統構成がほぼディープボンドの1歳馬。
クラシックスの24、この馬は唯一のセレクトセールから来た血統構成がほぼディープボンドの1歳馬。

牡馬、牝馬とグループに分かれての展示が始まる。パドックで何周かぐるりと回して歩様や体つきを確認する。解説で血統構成や最近この産駒の牝系で活躍馬がいるなどの紹介をしてもらいながら、ブラックタイプのチェックしたりを繰り返す。


初めての場所、初めての大人数の人間に見られる状況で不安で鳴いてしまう子もいれば、最初から肝が据わっていたり、既に人に慣れている子等様々である。

もちろん1歳馬たちも各々牧場で練習はしてきてはいるものの、慣れない状況の中、どうしても何かの拍子にパニックになることもある。カメラのフラッシュは炊かない。大声を出さない。手を急に出したり、走ったりしないなど、ルールを守りながら募集馬たちを見定める。



1つのグループが終了したら、パドックから離れて厩舎前に移動。

各々それぞれで見にいき、気になった子を改めて確認する。その際に牧場スタッフさんに特徴を伺ったり、性格を聞いたり。

私はよくご飯をしっかり食べてるかを聞いたりしていた。


それを終えるとまた次のグループの展示がはじまるを繰り返し。


ブルーボンボヤージの24、フィエールマン産駒。
ブルーボンボヤージの24、フィエールマン産駒。
テイクザヘルムの24、サリオス産駒。
テイクザヘルムの24、サリオス産駒。
アサカラヴァーズの24、ヘニーヒューズ産駒で兄にアサカラキングがいる。
アサカラヴァーズの24、ヘニーヒューズ産駒で兄にアサカラキングがいる。

写真にある通り、馬の尻に番号札、引き手に番号のついたビブスがあるおかげで確認がしやすいのがありがたかった。


募集馬たちそれぞれに人だかりが起きていたが、今年は特に注目されたのは障害王であるオジュウチョウサン産駒、ヴェレーナの24だろう。

ヴェルサイユファームからの上場馬で、他の媒体でも記事になっていたりとツアー前から噂になっていた。それがユニオンにて募集ということで貴重なオジュウチョウサン産駒の様子を見にいく人というも多く、結構な人だかりに。


他にも仔馬カメラで話題になっていた1歳馬たちや、またこちらも貴重なジャンダルム産駒の子など、今年も気になる子達が多く、色々目移りしてしまった。



そんな募集馬たちを見ている中、嬉しい報告が舞い込む。


同日函館レースで行われていたGⅢ函館スプリントステークスにてユニオン所有馬のカピリナが、戸崎騎手を背に見事1着。こんなちょうどいい重賞制覇の報告があるだろうか。会場は喜びと祝福の声が溢れていた。

(後日ベリーベリーホースと公式サイトで宣伝されていたとかなんとか)





1頭のみ怪我で欠場してはいたが、それ以外全ての募集馬の展示が終了する。

天気予報では曇りの予報で聞いてはいたが、天気に恵まれていたのが幸いだった。1歳馬を見る機会は中々無いので、大分満足した顔をしながらチェックした募集馬のリストをバッグにしまいこむ。

そのあと夜にはツアーパーティーに参加したのだが、それはまたの機会にお話しできる機会があれば。



今年の募集馬の1次申込受付は終了してしまったが、通常受付も近々開始するので、1次で埋まってなければ申込することが可能だ。日高の馬を出資してみたい、気になる馬がいる方は是非ユニオンオーナーズクラブのサイトを見てほしい。


※株式会社ユニオンオーナーズクラブ様から許可をいただき記事にしております。







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文:鷹月 ナト

編集:椎葉 権成・近藤 将太

著作:Creem Pan


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