舞台は三木ホースランドパーク🐴🙌 外乗オフ関西編を楽しんできた件について
- Loveuma.

- 1 時間前
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馬のような謎の四足歩行生物「UMA」の産みの親である
イラストレーター・鷹月ナトが、
日頃の制作活動の舞台裏や、馬への愛を書き連ねる連載です。
遡ること11月8日、この日は…

関西外乗オフ!
の日でした。
以前の記事で関東外乗オフの話をさせていただいたが、今回は予定していた関西での外乗を行う企画を立てていた。 参加する面子は私含めて6名。前回の関東オフでもそうだったが、今回も地元だけでなく遠方からはるばる参戦してくれた方もいた。ありがたい限りである。
今回の関西外乗として外乗するのは「三木ホースランドパーク」。 兵庫県三木市にある馬事公苑である。JRAが三木市と合同で国有林を開拓して生まれた広大な敷地を持つ場所で、馬術競技に関する施設や、宿泊施設、敷地内には道の駅が存在。 関西の馬乗りとしてはやはり競技会を行う場所としてのイメージが強く、実際大きい馬術競技もここで行われることが多い。
競馬を知っている方なら輸入検疫を行う場所でもあるというのを知っている方もいるだろう。 香港カップを制し、帰ってきたラヴズオンリーユーや、香港スプリントで競争中止になってしまったピクシーナイトも戻ってきた際にここを利用していた。

当日は前回と打って変わって「ド快晴」。 これぞ…これぞ外乗日和…しかし翌日は雨予報というほんとギリギリの状態だった。なんとか天気がもってくれてよかった。
一度の外乗に乗れるのは3名までなので、午前便、午後便と面子を分かれて向かうことになった。
午前便は私と友人のTさん、通っている乗馬クラブが同じのYさん。途中で拾いながら大阪から車で三木市へ向かう。
以前に三木に来たときはディープボンドやアフリカンゴールドが馬術競技に参加していた時以来だろうか。

あの時は夏で新緑と共にとても暑い日差しが照らしていたが、秋となった三木は涼しく、既に木々が紅葉し始めていて美しい景色だった。

三木に(今回は)無事に到着すると今回も馬術競技が行われていた。
受付にて必要事項を記入し、ヘルメット等をレンタルする。 ここで手袋を忘れていることに気づく私。素手ででも大丈夫ということでなんとか事なきをえた。 快晴なことに浮かれすぎである。
インストラクターの方に誘導され、本日お相手してくれる馬達と顔合わせ。 日本乗系種の子たちでサラより2周り小さいサイズ感の子たち。 私が乗る子がケイタくん。今年20歳のベテラン。毛色はこれ…粕毛…?栗毛…だろうか…? Yさんは明華くん、こちらは鹿毛でまじめなベテランさん。Tさんはもんたくん、こちらもケイタくんと似たような毛色で人懐っこい。

鞍はウェスタン鞍、普段乗っているブリティッシュ鞍より幅があり、長時間乗るのに最適な鞍である。 外乗をしているところは普段のレッスンより長く乗るのもあり、ウェスタン鞍を使用していることが多い。
手綱を引き、練習馬場へ向かう。隣の馬場では三木にて会員でレッスンしている方もいた。
いざ鞍上へ。最初は慣らしで常歩、速歩、誘導で鞍上のスキルを確認する。 今回は両方とも駈歩コースの為、念のためにある程度確認が入る。ひとまず問題なさそう。安心(震え)。
問題が無いということでいざ出発。

先頭がインストラクターの方、2番目がYさん。3番目が私。4番目がTさんとなり、隊列を作る形で敷地内を歩いていく。 外来厩舎や三木ホースランドパークの正面玄関を横切り、坂を下って行く。 坂の途中には障害物がポツポツ置かれていた。クロスカントリーの障害物だそうで、後日も競技会があるので設置していっているとのことだった。

そう、三木は障害、馬術だけでなくクロスカントリーも行える場所でもある。パリオリンピックで活躍した初老ジャパンもここで練習したりしたのだろうか?
更に坂を下りていく。坂道の横は森となっているのだが、インストラクターの方が指を指し示す。
「ここ獣道出来てて、熊も出ると噂なんですよ」
最近ニュースでも度々上がっている熊問題。やはり三木でも出没しているようだ。
ただ敷地内では熊を見たという話はなく、代わりにイノシシが子連れで出てきたりということもあったそうだ。
それはそれで怖い…

どんどん下って行く中、ケイタくん、隙あらば道草を狙う仕草を見せる。 事前に気配を感じて止める私。そう。草のゾーンが増えてきた。 坂を下った後は敷地内の整備されて道が出来ている国有林の中を通って行くため道草率が上がっていくのだ…
地味に道草の挙動がわかりやすいケイタくんの道草を事前に牽制で抑えつつ、森の中に入っていくのだった。
後半へ続く。
文:鷹月 ナト
編集:椎葉 権成
著作:Creem Pan


























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