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'07 春秋天皇賞を連覇した雑草魂の持ち主は、白い鼻がチャームポイントのサービス精神旺盛な営業部長に!|メイショウサムソン vol.22



 

かつて観衆を沸かせた名馬の"今"を紹介!

走り終えた今も、観衆を魅了したあの日の輝きは、決して色褪せない。

全国で暮らす、名馬の個性と"今"を集める『ウチの子はあの名馬!個性にLOVE❤︎ 引退馬コレクション』をお届けします!


今回のコレクションは、2006年の日本ダービー(G1)や、2007年の天皇賞・春(G1)、天皇賞・秋(G1)などを制した、メイショウサムソン!

 

現在は、北海道沙流郡日高町にある、ひだか・ホース・フレンズで暮らしているとのこと。

そのお世話をしている村上さんにマル秘情報をたくさん聞いちゃいました!

 



村上 善己さん

ひだか・ホース・フレンズ 場長


ウマ歴:44年

出身地:北海道沙流郡平取町

趣味:カラオケ

休日の過ごし方:食べ歩き




メイショウサムソン

ニックネーム|サムソン、サム

生年月日|2003年3月7日

生産者|林考輝

馬主|松本好雄

戦績|27戦9勝(2着7回,3着2回)

獲得賞金|10億6,594万円(中央)

主な勝鞍|2006年 皐月賞(G1)、2006年 日本ダービー(G1)、2007年 天皇賞・春(G1)、2007年 天皇賞・秋(G1)

父|オペラハウス

母|マイヴィヴィアン

母父|ダンシングブレーヴ

ここにきた日|2021年10月28日

 

メイショウサムソンは2005年7月にデビュー後、3戦目の2歳未勝利で勝ち上がり、続く野路菊S(OP)も優勝してオープンクラス入りを果たすと、2戦を挟んで12月の中京2歳S(OP)でも1着となり、2歳時には3勝を挙げます。

明けて3歳となった2006年は、きさらぎ賞(G3)から始動して2着となり、次走のスプリングS(G2)ではフサイチリシャール、ドリームパスポートとの3頭横一線の争いを制して初重賞制覇、皐月賞(G1)への優先出走権を獲得します。

そして迎えた3歳牡馬クラシック1冠目の皐月賞(G1)は、共同通信杯(G3)と弥生賞(G2)を連勝して臨んだアドマイヤムーンが2.2倍の1番人気に推され、6番人気となったメイショウサムソンは3番手集団で競馬を進めると、直線では馬場の真ん中から抜け出しを図り、内から猛追するドリームパスポートを半馬身凌いでG1初勝利を挙げました。

続く日本ダービー(G1)では1番人気の支持を集めたメイショウサムソンは、好スタートから2番枠を活かす形で好位内側を追走すると、第3コーナーから徐々に外へ進路を取り、直線では逃げ込みを図るアドマイヤメインに残り200mで並びかけ、最後はクビ差交わして1着でゴールし、ダービー馬の称号を手にしました。

その後、3冠馬となるべく挑んだ菊花賞(G1)では4着に喫し、ジャパンカップ(G1)、有馬記念(G1)にも続けて出走しますが、古馬との戦いには1歩届かず3歳シーズンを終えます。

 

デビュー以降初めての放牧を挟み、翌2007年2月にはメイショウサムソンを管理する瀬戸口調教師が定年勇退を迎えることから、松本オーナーが指名する形で高橋成忠厩舎に転厩。春の目標を天皇賞・春(G1)と据えていた高橋調教師、メイショウサムソンの始動レースに選んだのは産経大阪杯(G2)でした。

同レースでは相手関係にも恵まれ、1.9倍の1番人気の支持を集めると、見事その人気に応える形で優勝。

次走は予定していた天皇賞・春(G1)に向かいますが、1番人気はステイヤーズS(G2)、阪神大賞典(G2)を連勝して臨むアイポッパーに譲り、メイショウサムソンは4.5倍の2番人気となりました。

レース本番は中団で競馬を進めると、第3コーナーから外に出して位置を押し上げ、直線の入り口では早目先頭に立つと、一度は内からトウカイトリックに交わされるもゴール手前で再度交わし、外から追い込んだエリモエクスパイアとの接戦をハナ差制して見事1着でゴールしました。

また、この勝利が管理する高橋調教師にとって、開業30年目での初G1制覇ともなりました。

 

その後、ファン投票1位で宝塚記念(G1)に出走するも、アドマイヤムーンに半馬身交わされての2着に惜敗。

次走のプランとして凱旋門賞が挙がっていましたが、馬インフルエンザに感染したことから断念し、療養を挟んでの秋初戦は天皇賞・秋(G1)となりました。

同レースでは、これまで18戦にわたり手綱を握った石橋騎手から、当時のリーディングジョッキーであった武豊騎手へ乗り替わり、宝塚記念(G1)で先着を許したアドマイヤムーンを押しのけて1番人気に推されます。

レース本番は1番枠を活かして好位内を追走すると、これまでの様に外へと切り替えずに終始内で脚を溜め、直線では空いた内から抜け出し、そのまま後続を完封しての快勝。

同一年の春秋天皇賞制覇は史上4頭目の快挙でもありました。

 

翌年もG1で2度の2着を記録し、念願であった凱旋門賞(G1)に出走するも10着に敗れ、2008年の有馬記念(G1)を最後に引退が決定。

引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬となり、2014年からは生まれ故郷でもある浦河町のイーストスタッドで繋養され、種牡馬としては重賞3勝を挙げたデンコウアンジュなどを輩出しています。

 

同馬は、イーストスタッドでの種牡馬を引退後、認定NPO法人 引退馬協会のフォスターホース(「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」対象馬)として、ディープスカイに続く2頭目の引退馬として、ひだか・ホース・フレンズにやって来たとのことです。

 


 

なるほど…比較的人との距離感が近い、接しやすいタイプの、お馬さんといった印象を受けます。

場長さんと曳手で遊んでいる写真も可愛らしいですね!

 

担当している村上さんに、メイショウサムソンの"印象的なエピソード"を聞いてみました!


「去年の冬に動画を撮った時、雪の中を重戦車のように掻き分けて走り寄ってきた光景が忘れられません。」


重戦車!(笑)

引退レースの有馬記念(G1)では520kgを誇る大型馬でしたから、その表現はピッタリかもしれません(笑)

そちらの動画は、ひだか・ホース・フレンズさんのInstagramに投稿されているそうですので、是非チェックしてみてください!

※記事下部に各SNSアカウントへのリンクがあります。

 


 

食欲☆4を体現するメイショウサムソン


サムソン「食欲が止まりません!」


メイショウサムソンの「白い鼻」


花とメイショウサムソン


真っ白で綺麗な鼻ですね!(ハナ違いでした)


メイショウサムソンの後ろにディープスカイが


他の馬を遠くから眺めているそうで、自分が見られていてもマイペースだそうです。


他馬に動じない一匹狼のメイショウサムソン。

実はディープスカイとメイショウボーラーの仲をうらやましがる一匹狼なのだとか。


撮影者を接待中のメイショウサムソン


サムソン、走る!


お出迎え、お見送りをしてくれるメイショウサムソン

 


いつもホースフレンズの入り口でお客様の近くへ走って駆け寄り、お迎え・お見送りをしています。

サムソンは率先して営業部長を勤めてくれています。

 

村上さん、メイショウサムソンのマル秘情報をたっぷりご提供いただき、ありがとうございました!

なお、見学には予約が必要となっています。

※ひだか・ホース・フレンズ公式サイト上に申し込みフォームがあります。

 

見学の詳細について、一般見学の方は「競走馬のふるさと案内所」をご参照ください。

 

引退馬協会会員様は、会員専用ページをご参照ください。

 

そして、ひだか・ホース・フレンズさんのSNSと、引退馬協会のYouTubeチャンネル、「ホース・フレンズだより」から、メイショウサムソンの姿をチェックできるので、ぜひフォローしてみてください♫

 

X(旧:Twitter)|@UmaTomo_Hidaka

Instagram|umatomo.hidaka

Facebook|UmaTomo.Hidaka

「ホース・フレンズだより」|https://rha.or.jp/f/deepsky/index.html

 

 

協力:認定NPO法人 引退馬協会

   ひだか・ホース・フレンズ

取材・文:片川 晴喜

デザイン・編集:椎葉 権成

制作:Creem Pan

著作:Creem Pan・GJ

 

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2 Comments


陸道修一郎
陸道修一郎
Dec 20, 2023

メイショウサムソンの現役を知る方たちから、サムソンは実践で研ぎ澄ました決して派手ではないが堅実な走りと強さを持ち、さながら野武士と呼ばれていたと耳にしておりました。

ホースフレンズにきてからはそわそわとかまってほしそうなディープスカイに対し全く意に介さず黙々と食べるホースフレンズさんからの報告や、腸捻転の手術を受けてもすぐに復活し青草などを食べる強さなど、なるほど確かにこれは武士かもしれない、と思っておりましたがまさかのベタベタ系!

率先しての出迎え見送りなんかもしたり。人間も大好きなんですねえ。

ディープスカイとメイショウボーラーとの仲をうらやむ一匹狼というのもまた可愛いです。


鎧兜の頬当てのような渋みのある鼻先の流星が素敵なメイショウサムソン。その力強い生命力に満ち満ちたお躰をいつか拝見しに行きたいと思います。

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HisMajesty Graustark
HisMajesty Graustark
Dec 20, 2023

運営さま。

この仔は(いや、この方は)クラシック2冠のダービー馬で、同一年度に春秋天皇賞を制覇してる賞金総額10億円超えホースなんですよ。

5代血統表にオペラハウスやダンシングブレーヴや古くはフォルティノ(<グレイソヴリン)がいるというのに、「雑草」はないでしょう! 👑👑😤✨


おまけに、昨年9月に腸捻転で開腹手術をして2泊3日で退院したツワモノです。

退院当日には量の制限付きとはいえもう青草を食べ水を飲みボロを出していたという。(この脅威の生命力・回復力を「雑草魂」にたとえるなら、まあ正解かな)


日本の競馬を見始めた頃に、娘さんのデンコウアンジュやフロンテアクイーンが元気に走っていました。

私と同じく駆け出しの競馬ファンだった友達が、秋華賞を観に初めて競馬場へ行き、アンジュちゃんの鮮やかな黄色メンコとピンク&グリーンの華麗なメンコ(ミエノサクシード)が、恐ろしいほどカラフルな併せ馬で駆けてくるのに目を奪われているすきに、1着馬(ヴィブロス)が知らぬ間にさーっとゴールしていた、と言っていました。


優勝の瞬間を見逃したというのに、この年の秋華賞をカーニバルのような妙に華やいだイメージで覚えているのは、「あの2頭の色彩の記憶が鮮烈すぎたから」だそうです。

それ以後、アンジュちゃんの追っかけファンになって度々高配当の恩恵にもあずかったとか。

毎年、アルテミスSの開催時期には、2015年のアンジュちゃん優勝の映像を見返しているようですよ。🤭


マカヒキとサトノダイヤモンドの大接戦に感動したダービーの思い出とともに、私も2013年生まれのお馬たちは一番印象に残っています。

今はお母さんになっているアンジュちゃんもフロンテアクイーンも、サムソンの重戦車級の強い生命力とおもてなし上手な社交性を受け継いだ良い仔に恵まれますように。😌🙏🏻


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