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インティライミ|'07 京都大賞典を制した「05世代」の逸材は、仔馬たちを優しさで包み込むリードホースに!



 

かつて観衆を沸かせた名馬の"今"を紹介!

走り終えた今も、観衆を魅了したあの日の輝きは、決して色褪せない。

全国で暮らす、名馬の個性と"今"を集める『ウチの子はあの名馬!個性にLOVE❤︎ 引退馬コレクション』をお届けします!


今回のコレクションは、2005年の京都新聞杯(G2)、2007年の京都大賞典(G2)などを制した、インティライミ!

 

現在は、北海道勇払郡安平町にあるノーザンファームYearlingで暮らしているとのこと。

そのお世話をしている川江さんにマル秘情報をたくさん聞いちゃいました!

 


川江 哲平さん

(ノーザンファームYearling 育成主任)


ウマ歴:15年

出身地:兵庫県

趣味:睡眠

休日の過ごし方:ダラダラ過ごす




インティライミ

ニックネーム|インティー

生年月日|2002年4月6日

生産者|ノーザンファーム

馬主|サンデーレーシング

戦績|29戦5勝(2着3回,3着3回)

獲得賞金|3億4,158万円(中央)

主な勝鞍|2005年 京都新聞杯(G2)、2007年 チャレンジカップ(G3)、2007年 京都大賞典(G2)

父|スペシャルウィーク

母|アンデスレディー

母父|ノーザンテースト

ここにきた日|2019年11月11日

 

インティライミは、2004年8月に小倉競馬場の2歳新馬でデビュー勝ちを収めると、2005年4月には3歳500万下(現・1勝クラス)を勝利し、翌月の京都新聞杯(G2)に出走。

単勝2.4倍の1番人気に推された同馬は、後方追走から3コーナーで仕掛けると、直線では大外を回して馬場の真ん中を抜け出すと、内から脚を伸ばしてきたコメディアデラルテとの接戦をハナ差制し、5戦3勝で初の重賞タイトルを獲得しました。

 

勢いに乗ったインティライミは、同月末の日本ダービー(G1)へと出走。

単勝19.5倍の2番人気という、かなり珍しいオッズが付けられた同馬。

その理由は、ここまで4戦無敗で既に皐月賞(G1)を制しているディープインパクトが、単勝1.1倍と断然の支持を集めていたからでした。

レース本番は、インティライミが前走で見せた、後方待機で仕掛ける競馬から一転し、コーナー通過順(6-3-3-2)という先行策を取り、直線で一気に抜け出して粘り込みを図るも、最後はディープインパクトに交わされて5馬身差の2着となってしまいました。

 

その後はリベンジを図り、菊花賞(G1)へと向かう予定でしたが、右前肢に裂蹄を発症して同年中は休養に充てることに。

復帰初戦となったのは翌2006年1月の日経新春杯(G2)で、久々ながら1着馬アドマイヤフジに0.1秒差の3着と好走し、3戦を挟んで同年12月の中日新聞杯(G3)に出走すると、ここでも1着馬トーホウアランにハナ差交わされての2着と復調気配が漂います。

 

2007年は、5月の金鯱賞(G2)で3着となり、次走の宝塚記念(G1)7着の後、9月のチャレンジC(G3)に出走。

中団追走から4コーナーで外に進路を取ると、直線では内の馬を全て飲み込む強烈な末脚を発揮して1着でゴールし、見事重賞2勝目を挙げました。

 

更に勢いのまま、翌月の京都大賞典(G2)に出走。

下馬評では、同年の目黒記念(G2)1着→宝塚記念(G1)3着で挑んだポップロックに人気を譲って、インティライミは2番人気2.4倍の支持を受けます。

レース本番、中団後方から追走したインティライミは、いつもの様にコーナーから直線にかけての間に進路を外に切り替えることが出来ず、前を行く各馬が脚を伸ばす中、残り200m地点から外に出されて猛烈な追い込みを開始。

先に抜け出したポップロックが粘り込みを図る中、ゴール板手前でクビ差交わしてゴールを駆け抜け、3つ目の重賞タイトルを獲得しました。

 

その後も2008年の宝塚記念(G1)では、不利を受けながらも1着馬とは0.1秒差の3着を記録するなど、G1タイトルにも手が届きそうな気配はありましたが、2010年の小倉大賞典(G3)出走後、右前肢に深屈腱炎を発症して競走馬登録を抹消。

引退後は乗馬となり、ノーザンホースパークや慶応義塾大学馬術部で暮らしていましたが、2013年からは故郷のノーザンファームに戻り、2019年11月に川江さんの元へ来たとのことです。

 


 

カメラが好きなようで、顔を伸ばして覗き込んでいますね。

人懐っこさ☆5、繊細さ☆1とのことで、人との距離感は近い馬のように感じます。

馬との距離感については、読み進めるとお分かりいただけます!

 

担当している川江さんに、インティライミの"印象的なエピソード"を聞いてみました!

 

「1頭で移動して来た当歳馬が群れに馴染めず寂しがっていると、インティーがそっと寄り添い一緒にいてくれる。

そして、その当歳馬も少しづつ群れに馴染み友達も増えてきたら、インティーはそっと離れて見守ってくれる。

人も馬も優しさで包んでくれ、とても尊敬している馬です。」

 

インティライミは、スタッフさんからも信頼され、また尊敬されているのですね。

当歳馬たちへの関わり方も、馬ごとに合わせて絶妙な距離感を保っており、本当に素晴らしいリードホースだと感じました。

 


 

インティライミの、きれいな瞳


インティライミの優しい瞳


インティライミは、心も瞳も優しくて、きれい。


リンゴが大好きなインティライミ


インティライミと、大好きな当歳馬たち


当歳馬たちが来るのをジッと待ち、見守りながらついて行くのだとか。



その当歳馬たちにバレないように、こっそりニンジンを食べるインティライミ。


当歳馬たちをリードするインティライミ


置いて行かれるインティライミ


普段は、しっかりとリードしているようですが、たまに活発な当歳馬たちに置いて行かれてしまうこともあるそうです。


怒るインティライミ


確かに、耳が寝ていて、顔の筋肉も緊張しているように見えます。

しつこく"ちょっかい"をかけてくる馬には少し怒るそうですが、それも群れを束ねるリードホースとしての教育の一環ですね。


日向ぼっこでウトウトするインティライミ


放牧地で"まったり"過ごすインティライミ


人との距離感近そうなインティライミですが、当歳馬の群れとは教育役としての適度な距離感を保っており、さすがリードホースだと感じます。