メイショウドトウとネコパンチを一緒に放牧しない理由とは❓🤔🐴
北海道新冠町にある、引退馬の牧場ノーザンレイク。
そこで毎日を過ごしているライター・佐々木祥恵が、
馬ときどき猫な日々を綴ります。
ネコパンチが来てから、ドットさん(メイショウドトウ)と一緒に放牧するのを期待するコメントや、一緒に放牧しないのはなぜか?というコメントを時々目にする。皆様の期待に沿えなくて申し訳ないのだが「2頭を一緒に放牧することはない」というのが答えだ。川越にその理由を聞いてみると...。
ドットさんとネコパンチ放牧地は隣同士
「JRAの厩務員になる前に勤めていた牧場で、追い運動用のセン馬同士を誤って一緒に放牧してしまったんだ。その2頭は喧嘩になって、蹴られた馬は予後不良になった」
去勢されているとはいえ、牡馬同士が本気の喧嘩をすると事故が起こる可能性があるということを、川越はこの経験から学んだ。
「あの事故はたまたまだったかもしれないけど、何か起こるかもしれないと心配しながら放牧をするのもいやだし、怪我をするリスクも減らしたい」
放牧地で人参をねだるドットさん
放牧地で人参をねだるネコパンチ
そして何よりドットさんは預託馬だ。ノーザンレイクの所有馬同士ならまだしも、オーナーからの預託馬をそのような形で怪我をさせるわけにはいかない。
ドットさんは、メトをはじめ小さい生き物にフレンドリーだし、一見おっとりして見えるが、弾けるスイッチはしっかり持っている。川越も「何かの拍子に見せる身のこなしはさすがGI馬」と話す。それにドットさんは去勢をしていても、まだ牝馬には反応する牡らしさを残している。それだけに種牡馬経験のあるドットさんと他の馬と一緒に放牧するのはリスクが大きい。川越も私もそう考えている。

メト吸いをするドットさん
スイッチが入ってややテンション高めのドットさん&クールなネコパンチ
セン馬同士、あるいはセン馬と牝馬を一緒に放牧している養老牧場もあるが、その場合も馬同士の相性を考え、かなり慎重に行っていると聞く。
だから放牧方法については何が正解で何が不正解かは正直わからないし、ノーザンレイクのやり方がすべてというわけではない。ただなるべくリスクを回避したいので、セン馬同士やセン馬と牝馬を同じ放牧地に入れることはこの先もないだろうと思う。
夕飼い前に何やら会話してるっぽいドットさんとネコパンチ
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文:佐々木 祥恵
編集:片川 晴喜
著作:Creem Pan
そういえばタイキシャトルとドトウも、友達だったけど放牧エリアは別々でしたね。
ドトウはお年のわりに見た目も動きもホントに若くて、気分が乗ればちょっと荒っぽい遊びを仕掛けかねない気配もある。ネコパンチもわかってるんじゃないかな。少し距離をとってクールに付き合う方が平和だって。
(😺「ドットさんは無害だ」 🐴「無害でもスイッチ入る時あるんで」 😸「ボクにはやさしいよ」 🐴「カイバの種類が違うからかも」 🙀「そうか! ちゅ~るの取り合いになったら....」
🐴「死にますね。さわらぬドットに祟りなし」)
ニンジンをもらうとき、遠慮がちに前がきして「お代わり」アピールするネコパンチが可愛いです。🥰