EQUIFINE創設1周年!心より御礼申し上げます🐴🙇♂️
- Loveuma.
- 8月1日
- 読了時間: 5分

「馬づくりを通じた社会貢献を」をスローガンに掲げて育成牧場を運営する、株式会社EQUIFINE。
そして同社スタッフたちが「引退競走馬の価値創造と終生飼養」を目指した活動を続ける、一般社団法人ホースサポートセンター。
そんなホースマンたちが、日々真摯に馬と向き合う様子をお届けするブログです。
皆さま、こんにちは。
株式会社EQUIFINE代表取締役の藤沢 諒です。
いつも弊社のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
普段はスタッフに任せっきりではございますが、日々の業務の様子や調教の風景など、この場を通じて皆さまと共有させていただくことで、私をはじめ、スタッフたちにも「外部の視点を意識した振る舞い」が芽生え、日々の取り組みに良い緊張感が生まれているように思います。今後も、皆さまにとっても私たちにとっても有意義なコンテンツとなるよう、発信を続けてまいりますので、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、弊社ごとではございますが、EQUIFINEは、本日2025年8月1日、創設から一周年を迎えることができました。
これも平素より大切な愛馬をお預けくださる馬主様や調教師の皆様、そして日々現場でともに汗を流してくれる従業員一人ひとりのおかげに他なりません。
この場を借りて、心より御礼申し上げます。
この一年を振り返ると、まさに試行錯誤と挑戦の連続でした。
お客様が一人もいない状態からの起業となり、正直右も左もわからぬままに、北海道市場・サマーセールへと飛び、市場調査やご縁づくりに励み、預託者様の馬が出走する際には出来る限り競馬場へと足を運ぶなど、能動的に動いた日々であったと思います。

そのすべてが新鮮で、ひとつひとつが身の引き締まる思いでした。厳しいご指摘をいただくこともありましたが、それを糧にし、こうして無事、創業一周年を迎えられたことに深い感慨を覚えております。
慣れ親しんだ仕事であっても、会社を立ち上げて取り組むとなると、これまでの経験だけでは到底測れない重みがありました。
一歳馬の馴致から始まり、現役馬の調整、治療や休養対応に至るまで、すべての工程を自らの責任のもとで実施してきたわけですが、ときには不安や葛藤に揺れることもありました。

しかし、その度に私を支えてくれたのは、他ならぬ仲間たちの存在でした。
右腕として牧場運営を担ってくれている場長・牧野。
経理や会計が不得手な私を支えてくれる深水。
壊れた器具を直し、兄貴分として現場全体を見守ってくれる黒田。
共に勝利を目指し、私と同じ目線で馬に跨るレオとブラボー。
そしてライダーが安心して調教に集中できるよう、馬房の掃除や手入れなど現場の細部を支えてくれるエルビン。
この一年、こうした仲間の支えがあったからこそ、私は毎日、馬と真摯に向き合うことができました。

また、初勝利の喜びを従業員一同で分かち合ったことも、調教師や馬主様のご期待に応えられなかった悔しさも、すべてが大きな学びでした。 共に歩幅を揃えて歩んでくださる関係者の皆さまとの出会いも、この一年を彩る大きな出来事です。
開業以降、さまざまな競走馬と出会い、調教・治療・調整を経て「勝負」へと送り出してきました。 ひとつ、またひとつと勝利を重ねる中で、少しずつではありますが目に見える実績が積み重なり、それに伴い責任も期待もより大きくなってきたように思います。

なかでも、初年度の目標として掲げていた「年間10勝」を達成できたことは、言葉にできないほどに大きな喜びであり、次の挑戦へとつながる自信となりました。

少々堅いお話が続きましたので、ここからはこの1年を振り返りながら、
「大変だったこと」と「嬉しかったこと」をベスト3形式でご紹介させていただきます。
大変だったことランキング
第3位:2024年夏 暑すぎ事件
いやはや、今年は本当に暑すぎました……!
馬にとっても過酷な環境でしたので、調教内容も常に「体調管理」を最優先にしてまいりました。
しかしながら、冷房費は半年リースでなんと約100万円。なかなかインパクトでした…!(笑)
第2位:請求書難し過ぎる事件
1から請求書、経過報告書、月末の馬体の写真撮りなど、多岐に渡り事務作業の膨大さにびっくり
書類があっという間に溢れかえるデスクはもう言葉では言い表せない荒地となりました。
ただ、頂く請求書、こちらからお送りする請求書、どれを取っても会社として一歩ずつ成長が可視化できる場面でもありました。
月末は嫌いです。
第1位:馬用アイスノン売れない事件
馬の首に巻くアイスノンを独自開発して販売したのですが、売れたのは……なんとたったの3個。
在庫はそのまま厩舎に寄付(という名の押し付け?)することになりました。泣
嬉しかったことランキング
第3位:恵まれた環境での開業
阿見トレセンという素晴らしい施設で事業をスタートできたこと。馬と顧客様、そしてスタッフにとっても、大変ありがたいことでした。
実はこれは奇跡的なご縁から成し得たことなのですが、心より感謝しております。
第2位:預託馬が増えたこと
顧客もゼロ、何もかもゼロからのスタートだった弊社ですが、信頼してお任せくださるオーナー様、調教師の方々との出会いを通じて、有り難いことに日進月歩でご依頼も増えてまいりました。
当然ながら、馬あっての弊社事業ですから、心より感謝申し上げます!
第1位:一年間、無事に駆け抜けたこと
様々な困難もありましたが、こうしてスタッフのみんなと一年を振り返りつつ、無事二期目に進んでいけることが何より嬉しいです。
以上のように、この1年の出来事を、私自身の言葉で、振り返らせていただきました。
お会いしたことのある方には「藤沢、ふざけてるのか?」と思われるかもしれませんが(笑)、恥ずかしながら心からの正直な気持ちで、一年を振り返らせていただきました。
Get a Balance. Get a Win.
これからも「仮説と検証」を繰り返しながら、より良い育成環境の実現を目指してまいります。
今後とも変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
株式会社EQUIFINE
代表 藤沢 諒
文:株式会社EQUIFINE・一般社団法人ホースサポートセンター
編集:椎葉 権成・近藤 将太
著作:Creem Pan
Comments