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メイショウドトウのアブ回避術❗🐴🪰キリシマノホシも回復傾向に🐎✨


 

北海道新冠町にある、引退馬の牧場ノーザンレイク。

そこで毎日を過ごしているライター・佐々木祥恵が、

馬ときどき猫な日々を綴ります。

 


今年は昨年の暑さよりマシ?と思っていたら、これからは連日高い気温が続く予報。北海道はお盆を過ぎたら暑さの峠を越えるはずが、そうではなくなった感じがする。ただ先々週いきなりトンボが飛んでいたり、空の青さが薄く見えたりで、秋っぽくなってきている。アブの出始めが早かったので、アブが早めにいなくなるのではないかと少し期待もしている。 


そんな中、メイショウドトウ(認定NPO法人 引退馬協会預託馬)が、アブを回避する術を習得した。痛めた蹄の回復期にパドックに放牧し始めたのだが、しばらくの間はなるべく人間の目の届く場所で過ごさせたかったので、現在も引き続きパドックに放している。8月1日あたりからアブがうるさくなり始めると、パドック内にある簡易の小屋に避難するようになった。


アブから逃げて小屋の中


小屋の中から外の様子を伺い、アブの姿が見えなくなると出てきて草を食べている。



アブがいなくなると外に出てくる


以前は小屋の中を覗くことはあっても、中に入ることはなかった。ノーザンレイク生活4年目にして初めて小屋に入ったドットさん。なぜ急に入ったのかは謎だが、アブ回避の術を覚えてくれてホッとしている。


最近とある牧場の方が所用で来訪された。同じ新冠でも奥まった所にあるその牧場は、夏は35度近くなることがあり、アブの数も半端ないそうだ。ウチも盆地っぽい地形なので暑いと思っていたが、その方が「ここは涼しいし、アブが少ないですね」と仰ったので驚いた。新冠でもかなり奥に入った新和という地区は、新冠市街地が25度くらいの時に30度超えをしているように、海から離れた内陸はかなり暑くなっている。それを考えると、案外ウチは良い方なのかもしれない。



盆地に近い地形


だがいくら内陸部に比べて暑くないと言っても、屋外にいる時間が長かったり、寝不足がつづくと体力的にきつい。先週Xに体調が悪くなった旨をチラッとポストしたところ、皆様からのご心配のお声をたくさん頂戴して恐縮している。元々疲れやすい上に、外出したり太陽の光を浴びた後は異様な眠気に襲われるなど体質が強くないのが根底にあるのだが、今回は単発の原稿が2本あり、締切が近いために1本目を徹夜で執筆。その後、早朝から馬を放牧&収牧などの作業後に見学者対応をしたのが応えたようだ。疲れ、だるさ、眠気に吐き気まで加わり、残り1本の原稿を書けずに寝込んでしまった。翌日はまだだるさはあったが見学対応はこなせた。午後は横になって体を休めて、夕方馬2頭手入れや家事をしてから残りの原稿は夜から書き始めたものの、結局また徹夜に。そんなこんなで気持ち悪さと吐き気は1日だけだったが、いまだ体調は今ひとつで作業や仕事の合間に寝てしまったりしている。自分の体力のなさが恨めしいが、夏の間はなるべく無理せず低空飛行でしのぐつもりだ。


ご寄付で購入した新しい扇風機にあたるアシゲチャン

私も家ではこんな感じ


さてクッシング病と診断されたキリシマノホシだが、冬毛が伸びてくるという症状だけで、痩せてきたり多飲多尿などの他の症状はない。投薬しているのはペルゴリド。人間のパーキンソン病に使用される薬のようだ。


投薬中のペルゴリド


まだ首に冬毛が残っているが、川越の毎日のブラッシングで胴体はだいぶ毛が抜けてきた。お尻のあたりに銭形(栄養斑点)が出ているように体調自体は悪くなさそうだ。なるべく病が進行しないように努めていきたい。



冬毛の部分もあるが全体的に毛ヅヤが良く、お尻には銭形(栄養斑点)が浮いている


食欲旺盛なネコパンチ オヤツを期待

 

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協力:ノーザンレイク

   認定NPO法人 引退馬協会

文:佐々木 祥恵

編集:片川 晴喜

著作:Creem Pan


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