🐴実はあの馬もいたんです…! AERUの引退名馬たちをドドンと大紹介🐴
北海道浦河町にある、馬をコンセプトにした観光ホテル
《うらかわ優駿ビレッジAERU (アエル)》。
その魅力を日々発信し続けているスタッフ・太田篤志が、
現場でしか味わえない、大自然と馬との触れ合いをお届けします。
こんにちは!
乗馬課 太田です👨🌾
今回はアエルで繋養されている【引退名馬】についてご紹介したいと思います🐴
アエルにいる引退名馬は、競走馬や種牡馬として活躍した後にアエルにやってきた馬たちの事です🍀
現在繋養されているのは前回もご紹介したウイニングチケットとスズカフェニックスの2頭🏇🏇
ウイニングチケット
スズカフェニックス
過去には、
・リワードウイング(85年 エリザベス女王杯)
・サニーブライアン(97年 皐月賞・日本ダービー)
・エルウェーウィン(92年 朝日杯3歳S)
・ケイティタイガー(97年 中山大障害)
・ダイユウサク(91年 有馬記念)
・ニッポーテイオー(87年 天皇賞(秋)、マイルCS、88年 安田記念)
・ヒシマサル《2代目》(92年 きさらぎ賞、毎日杯)
・タイムパラドックス(2004年 ジャパンカップダート、2005年 川崎記念、帝王賞、JBCクラシックなど)
【※上記()内は主な勝ち鞍です】
など、錚々たる名馬たちがアエルで余生を過ごしていました🐴✨
ダイユウサク
ニッポーテイオー
ヒシマサル
私がアエルで勤め始めたのは2013年から。
その時はウイニングチケット、ニッポーテイオー、ダイユウサク、ヒシマサルが同じ放牧地で過ごしていて、初めてみた時は「スゴイ😍!!G I馬や重賞馬が4頭同じ放牧地にいるなんて!豪華!」…と思ったのを今でも覚えています🙂
2014年3頭の引退名馬の写真
日高管内の見学ができる牧場の名馬たちは1頭で放牧されていることが多く、私も先入観で[名馬は1頭で放牧するものだ]と思っていた部分がありました🤔
でも、アエルの馬たちはテレビで見た競走馬時代の印象とは全く違い、穏やかで、しかも同じ放牧地で仲良く過ごしている姿がとても新鮮で、幸せそうに見えました🙂
ニッポー(手前)とマサルのゴロゴロ
楽しそうなマサルとチケゾーコンビとクールなニッポー
現在は引退名馬は2頭しかいないので一緒にはしていませんが、今年の2月まではスズカフェニックスとタイムパラドックスが同じ放牧地で仲良く過ごしていました。しかも!!2頭の毛色や特徴がそっくりで見分けがつかないことが[なかよしツインズ]として話題になり、2頭に会いに来てくださる方がとても増えました🙂
なかよしツインズや過去にいたヒシマサルもそうでしたが、引退名馬としてアエルで過ごす個性豊かな彼らを実際に見たのがきっかけでファンになってくださった方がとても多かったです😌
なかよしツインズ
ヒシマサル
これからも馬たちがストレスなく、ゆっくりと過ごせる時間や場所づくりをしていきたいと思っています🙂
そして、馬が幸せに過ごせる環境がこれからどんどん色々なところで広がっていったらいいなと思っています
アエルでは見学予約は基本的には必要ありませんし、他の牧場さんに比べると見学可能な時間も長く、会いたい時に会いにいくことができます。
でも、、アエルで[できる]ことが
他の牧場では[できない]こともあります。
アエルにはアエルの、
他の牧場は他の牧場のルールがあります。
それぞれの施設のルールやマナーを守りながら、見学やふれあいを通して馬の魅力を感じていただけたらと思います🙂
ルールとマナーを守って、馬の魅力を直に感じてほしいです!
すみません、話が長くなりました🙇♂️
過去にいた名馬たちの紹介もしたくて…
みなさんはアエルにいた引退名馬で思い出の馬はいますか🙂?もちろん今いる馬でもオッケーです🙆🙆♂️🙆♀️
エピソードなどあればコメントで教えてくださいね📝😆
乗馬課 太田
(つづく)
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協力:うらかわ優駿ビレッジ AERU
文:太田 篤志
編集:平林 健一・椎葉 権成
著作:Creem Pan
マサルさんに会ってみたかったです✨種牡馬だったお馬たちが同じ放牧地で過ごすのは、ほんとに珍しいですね。でもみんな楽しく幸せに暮らしていたのですね。私はスズカさんとタイムさんの同じ放牧地での風景を拝見できましたが、とても幸せな時間を過ごせました。ありがとうございました。チケゾーさん、スズカさん、まだまだお元気で楽しく過ごしてください✨
アエルには長期滞在者向けの宿泊プランもあるのでしょうか?
見学したい牧場が日高一帯に散らばっていて、いちいち道南のホテルと往復していたら身がもたない。1週間 ~ 1ヶ月ほどはアエルにどっしりと腰を据え、ここを拠点に今日は〇〇牧場、明日はXXファーム、一日休んで次の日は▲▲育成センター、三日間は草刈り手伝いのためノーザンレイクへ通い、ついでにYogiboでダメになった馬たちを見に行って、最終日はどこへも行かずにチケゾー、フェニックスと宴会....というふうに、ウマ三昧の旅をしてみたい人もいるはず。
航空会社・旅行会社が、アエルをベースキャンプとするパッケージツアーを通年でやってくれないかな?
四季折々のダイナミックなウマ旅を(北海道の美味と銘酒と太田さん付きで)堪能したいものです。
ダイユウサクまでいたのですか....!😀💕
1991年の有馬記念で、出走馬中最高齢(当時の7歳)にして上がり最速、レコードタイムでメジロマックイーンを差し切り、日本中をビックリさせたお馬さんですよね。
(我らがナイスネイチャも堂々3着🐴💦)
センになってもケンカ上等の仔がいる一方で、従順で人なつこく紳士的な種牡馬(芦毛、尾花栗毛ではありません)も見たことがあります。
性格が丸くなるのは環境の影響が大。アエルの引退名馬たちが無駄な争いをせず穏やかに共存してきたのは、彼らを受け容れた人と場所の普通でない「ゆとり」が伝染したからじゃないでしょうか?
どこまでも広がる原っぱ(という名の放牧地)、各馬専用のゴロゴロスペース、人間はつかず離れずちょうど良い距離にいて、困難に直面したとき(人参バナナがそこにあるのに届かないなど)には助けてくれる。時にはシンクロで一緒に走りたくなる群れの仲間もいる。
「ここ天国じゃね?」と馬なら誰でも思いますよ。
子供の頃、悲しいとき淋しいときは、近所の乗馬クラブのコロコロに太ったポニーに会いに行きました。ポニーの一番の仲良しは、優しい眼をしたお年寄りのサラブレッドでした。
別れの日、お馬の首にかじりついてたてがみに涙したことがある人なら、穏やかに満ち足りて余生を送る引退馬との触れ合いは、切ないほどに幸福な体験でしょう。アエルのような人馬の出会いの場が全国各地に増えてほしいと心から思います。
第三セクター、がんばれ!🙆🙆🏻♂️🙆♀️
今回も楽しく拝見しました。
初めて競走馬を見た時、動物園でしか馬を見たことがなかった私はあまりの美しさに感動しました。
それから毎週競馬場へ足を運んでいた時期がありました。
その時に出会った馬の一頭がウィニングチケットでした。
競走馬の名前としても最高の名前ですよね。
アエルにいると知らずにアエルで宿泊し、チケと再会した時、思わず涙が出ました。
以来まだ数年ではありますが、毎年一度は宿泊して会いに行っています。
コンセプトルームにも泊まらせていただきました。
これからもいつでも「あえる」環境が続けてもらえますように。