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ざわ...ざわ...放牧地に鹿が侵入し、騒ぐ女子チーム🦌🐴💦それにつられて走り出すメイショウドトウ🐎💨


 

北海道新冠町にある、引退馬の牧場ノーザンレイク。

そこで毎日を過ごしているライター・佐々木祥恵が、

馬ときどき猫な日々を綴ります。

 


今年の北海道はヒグマの出没や駆除の数がかなり多いと聞く。ノーザンレイクの背後にある山もヒグマの行動域であるのは間違いないが、幸い姿を見たことはない。


この地に移動してきたのは2020年だが、毎年敷地内に現れる鹿の数が確実に増えている。複数の群れがあり、一群れの頭数が3年前に比べると増加している気がする。


使用していない放牧地 雄と雌の鹿がいる


以前もダイアリーで発情期の雄の鳴き声(ラッティングコール)について書いたが、鹿の頭数の増加により、一昨年より昨年、昨年より今年と年を追うごとに、ラッティングコールを耳にする頻度も高くなった。


幸い馬たちの放牧時間には、鹿はあまり現れないが、時々女子チームの放牧地に侵入し、女子たちがザワつくことがある。鹿に反応するのは、たいがいアシゲチャンとタッチデュール。デュールが鹿の様子を見に近づいてその後をアシゲチャンが小走りについて行き、鹿が動くと2頭が放牧地を走って逃げてくる。それにつられてタッチノネガイやキリシマノホシも一緒に走るが、ネガイさんは途中で止めて何事もなかったように草を食べ始めるのが常だ。


鹿か他の生き物を見つけて騒ぐ女子チーム ドットさんも"つられて"います


ドットさん(メイショウドトウ)は、女子チームが走ると一緒になって騒ぐこともあれば、平然と草を食んでいることもある。その時々でなぜ反応に差が出るのかは謎だ。


この時は鹿が近くに寄って来ても割と落ち着いていた


このようにヒグマや鹿が身近な地域に住んでいると、ハンターとも顔見知りになる。現在ノーザンレイクに出入りしているハンターは3名。そのうちの1人からはよく鹿肉をいただく。処理がうまくできていないと臭くて美味しく食せないらしいが、我が家の食卓に上がる鹿肉は、癖がなくてとても美味だ。そして今日は熊の脂をもらった。調べてみると乾燥してガサガサになった肌にも良く、火傷にも効くという。正にこれからの時期にちょうど良い天然クリームだ。


いただいた熊の脂


つい先日は、近くに住むハンターがノーザンレイクの敷地内で鹿を銃で仕留めた。ハンター曰く群れのリーダーなので、これで少しは繁殖は控えられるだろうとのこと。翌日からは明らかに敷地内に現れる鹿の頭数が少なくなった。多分リーダーを撃たれた群れが警戒して姿を現さなくなったのだろう。

ヒグマや鹿を駆除せず、うまく棲み分けができるのがベストなのはわかっている。だが鹿の数は異常に増え、人間を警戒するはずのヒグマが人里に現れるようになった。どう解決するのが1番良いのかは、勉強不足の私には答えは出せないが、この北の大地が動物たちや人間にとって恵み豊かな土地であってほしいと願っている。

そして自然溢れる地で引退馬の牧場を営みながら、この問題について考え続けていくつもりだ。


ある日の夕方のドットさんとメト


チビたん&ふくちゃん 自然と共生ながら皆が穏やかに暮らせる牧場にしたい

 

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【ご寄付について】


ノーザンレイクでは運営資金のご寄付を受け付けております。

寄付口座開設の経緯につきましては、以下の記事をご確認ください。 https://www.loveuma.jp/post/nld_221004


 


 

協力:ノーザンレイク・認定NPO法人 引退馬協会

文:佐々木 祥恵

編集:片川 晴喜

著作:Creem Pan

 


1件のコメント


HisMajesty Graustark
HisMajesty Graustark
2023年11月21日

熊の油。。。🐻💧

初めて聞いた。そして、見た。🫣

ドイツのおばあちゃんに料理を教わったとき、火傷したらとりあえずゲンゼシュマルツ(ガチョウの油)を塗っておきなさいと言われたことはあります。日本では熊の油を使うんだと言ったら、どんな顔をしただろうか? (👵🏻「治りが早くて筋肉もムキムキになるんじゃ?」


ドイツには動物園以外に熊はいないことになっているのですが、ごく稀に放浪してくるのがいます。

今から15年ほど前だったか、イタリアからオーストリア経由で南独バイエルン州にたどり着いた牡のヒグマがいて、野生の熊がドイツ国内で目撃されたのは170年ぶりだということで話題になり、「ブルーノ」というあだ名までもらいました。


ブルーノは、農家のニワトリやウサギや羊を襲い、養蜂場の蜂蜜を盗み食いし、夜道で車と接触したり居酒屋の近所を(たぶん生ゴミを物色するために)うろついたりしたので、バイエルン州当局が危険と判断して罠で捕獲を試みるも失敗。最終的には地元の猟師によって射殺されました。

死後は立派な剥製に姿を変えてミュンヘンにある〈人と自然の博物館〉に展示されました。


思い返せば、当時も今と同じようなケンケンガクガクの議論や批判がありました。

「ブルーノは人間が引き起こした環境破壊の犠牲者」

「無茶な開発による自然破壊や気候変動が原因で、ブナの実が正常に育たず餌が不足している」

「殺す必要はなかった。捕獲してもといたところ(アルプス山中?)へ返すべきだった」


あるハンターのコメントが印象的でした。

「人里に出てくる熊を駆除するのは当たり前。だが、森(山)に入った人間が熊に駆除されても文句は言えない。お互い縄張りを荒らしてはいけないということだ」


野生動物のテリトリーをこれ以上侵食することなく、多様な種の共生が可能な地球を維持していきたいものです。🌏✨

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