メイショウドトウに嬉しい来客‼😍元担当厩務員が語る、競走馬時代の㊙️エピソード🏇
北海道新冠町にある、引退馬の牧場ノーザンレイク。
そこで毎日を過ごしているライター・佐々木祥恵が、
馬ときどき猫な日々を綴ります。
Xで前振りをしたが、12月4日、ドットさん(メイショウドトウ)に嬉しい来訪者があった。競走馬時代の担当厩務員・千田智久さんだ。イーストスタッドにいた時以来だから、会うのは6年振りくらいになるそうだ。
Xでの前振り
千田さんが息子さんとともにノーザンレイクに到着した時には、ドットさんは既に収牧されていて馬房の中。千田さんが車から降りてくる様子を裏戸からじっと見つめていた。苦楽をともにした千田さんだとわかっているような気がした。千田さんは馬房に近づくと、ドットさんの顔を抱きかかえた。抵抗しないところを見ると、やはりちゃんと覚えているようだ。


ドットさんの顔を抱きかかえる千田さん
今は可愛い、おっとり、癒やしキャラが定着しているドットさんだが、2、3歳時はよく立ち上がったりしてうるさい面を見せていたと、千田さん。気合が乗ったパドックでは力強く前進するので曳いて歩くのが大変だったそうだ。古馬にはなってからは成長したのか、だいぶ曳きやすくなったと当時を振り返った。

厩舎の中でも触れ合い中
確かに今でも放牧地に向かう途中や、放牧から厩舎に戻ってくる時に立ち上がってバタバタすることがあり、競走馬時代の片鱗を感じさせることがある。
パワーの片鱗を見せるドットさん
ドットさんが放牧地でゴロンゴロンをして泥だらけになる話をすると「砂浴びが好きだったので、よく砂浴び場(トレセン内にある)に連れていきました」とのこと。ゴロンゴロン好きは競走馬時代からと、年季が入っているとわかった。
千田さん親子は、ありがたいことにノーザンレイクのXやこのノーザンレイクダイアリーもくまなくチェックしてくださっているそうだ。当然メトの存在も知ってい写真をたくさん撮影していた。

ドット&メトの写真も撮影していた
翌朝、放牧中のドットさんを見に千田さんは再び訪れた。放牧地では本当に久し振りに千田さんがドットさんを曳いて歩いた。さすがに現役の厩務員だけあって、颯爽と曳いてきた。
放牧地の奥からドットさんを曳いてくる千田さん
息子さんを交えて記念撮影をした後にしばしの人参タイムで別れを惜しんでいた。ドットさんの若々しさに、千田さんもホッとした様子。また会いに来ると笑顔だった。


放牧地でのツーショット
ちなみに千田さんは現在は栗東の牧浦充徳厩舎に勤務し、過日武蔵野ステークスを勝ったドライスタウトを担当している。来年はドライスタウトでダート戦線の大きなところを制覇して、またドットさんに会いにきてもらえるといいなと思っている。
そしていよいよ明日発売!
「ボス猫メトとメイショウドトウ 引退馬牧場ノーザンレイクの奇跡」(辰巳出版)
よろしくお願いいたします!
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【ご寄付について】
ノーザンレイクでは運営資金のご寄付を受け付けております。
寄付口座開設の経緯につきましては、以下の記事をご確認ください。 https://www.loveuma.jp/post/nld_221004
協力:ノーザンレイク・認定NPO法人 引退馬協会
文:佐々木 祥恵
編集:片川 晴喜
著作:Creem Pan
メトさんドットさんキター😆🎉❗️
これから一冊ずつラッピングして、クリスマス・プレゼントの準備をしますっ❗️🎄🎁
タイトルロールの2頭に加えてプリさんやシャトルの懐かしい姿もあり、キリシマ姐さんの美貌✨に惚れ直すポートレートもあり、風景画のように美しい女子チームの放牧シーンやチビたんふくちゃんのくつろぎショットなどなど、盛りだくさん。みんなの初出の写真もたくさん載っていて、とにかく可愛いやら嬉しいやら面白いやら。
p82のメトさんの衝撃(?)の一枚、まだ誰も見たことがないのでは?
「引退馬の牧場で重要なのは、丁寧に馬に接するのはもちろん、関わる人間が心身ともに疲弊しないということではないだろうか」(「おわりに」より)
☝️この言葉に200%同感。人間の弛みない関与なくして引退馬の健やかな余生は望めません。
個人的には、馬生の最終ステージが、その長短にかかわらず、馬にとって最も幸せな環境であるべきだと思っています。
そのためには、「終の棲家」の環境をつくる人、守る人たちが、まず幸せであってほしい。心と体のゆとりをほどよく保てなければ「幸せ」は実感できませんよね。
馬は人が支えるもの、人は人が支えるもの。時には猫も支えるもの。💪😼
この信念を胸に、微力ながらこれからもずっとノーザンレイクを応援させていただきます。(という微力な人々が100万人ぐらい結集すればいいんですよ。NLの仲間たちの魅力全開の本書でファンの増援を期待いたします☺️)
再会した厩務員さんを引退馬はどのように認識しているのか?
ドトウのきもちを想像してみました。
(1)若い頃たいへんお世話になった恩人
(2)初対面なのに初めて会ったような気がしないふしぎな見学者
(3)しばらく姿をくらましていたがほとぼりが冷めて会いにきてくれた親戚
(4)昔、雇っていたスーパー執事:身の回りの世話から砂風呂への送迎、危険地帯(パドック)での身辺警護まで、まめまめしく仕えてくれた
冗談はさておき、千田さんのことを覚えているのは間違いないと思います。でないと、あんな幸せそうな顔でツーショットは撮らせてくれないはず。
実際、足音や声を聞いた瞬間にお名前まで思い出すのかもしれませんね。🤭
>気合いが乗ったパドックでは力強く前進するので曳いて歩くのが大変だった
優勝した2001年宝塚記念のパドックがまさにそんな感じです。
いま映像で見ても、絶好調を絵に描いたような周回ぶり。体中で「走るぞ走るぞ走るぞ」と言ってるみたいで、ゴール後の表情には「まだ走り足りない」という余裕さえうかがえました。
今回、千田さんに曳かれて歩く間、何を考えていたのかな? それも想像してみましょう。
(1)中学時代(2、3歳時)はヤンチャして悪かったな 🙇🏻
(2)今日これから阪神2200は勘弁してくださいよ
(3)久しぶりにいっしょに歩くと楽しいね🎵 空室(馬房)あるから引越して来ませんか?
また会いに来ると笑顔で約束してくれたひとを、ドトウは別れのおやつの記憶とともにいつまでも待っていることでしょう。🐴💕(🥕🥕🥕)