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メイショウドトウが馬着姿に変身🐴🪄🧥&女子チームの絆を感じる出来事が...💞


 

北海道新冠町にある、引退馬の牧場ノーザンレイク。

そこで毎日を過ごしているライター・佐々木祥恵が、

馬ときどき猫な日々を綴ります。

 


朝晩冷え込むようになり、馬たちに薄馬着を着せ始めた。最初は高齢のドットさん(メイショウドトウ)から。数日後には女子チームにも着せた。ついこの間まで扇風機が回っていたのに、一気に寒くなった。


薄馬着ドットさん プレゼントの生牧草食べています


季節の変わり目や寒暖差により体調を崩したり、夏の疲れが出てくる可能性があるなと気をつけていたのだが、10月5日にタッチノネガイが左後肢のフレグモーネを発症した。ネガイさんは一昨年秋にもフレグモーネを発症。その時は患部付近に直接抗生剤を投与するリジョーナルパーフュージョンという治療を施した。そのおかげなのか今回発症するまで再発の兆候もなく、至極順調に来ていた。ところが5日の朝、乾草を投げ入れても口をつけず、馬柵棒と平行に立って壁にお尻をくっつけ前肢を少し突っ張るようにしていた。今まで見たことのない仕草だったので疝痛か?と疑った。だが大好きな人参を差し出すと食べたので、疝痛でもなさそうだと思いながら、ふと左後ろ肢に目をやると下肢が腫れていた。検温すると38.7度で熱もある。(ネガイさんの平熱は37.7度)すぐに獣医に連絡して診察をしてもらった。体温が高く腫れてはいるものの、患部にはさほど熱感はないと獣医師。抗生剤を打つなど必要な治療をしてもらった。


フレグモーネになった左後肢 初日だけバンテージを巻いた


食欲はまずまず


その日から毎日獣医師の診察を受け注射を打ってもらった。幸いなことに、左後ろ肢には最初からある程度負重をかけられていた。獣医の指示により2日目からホースの水で脚を冷やした。少し高めだった体温も平熱に戻った。3日目に獣医から放牧の許可がおり、午後から3時間ほど放した。


2日振りの4頭の放牧


一昨年フレグモーネになった時に、放牧に行けず1頭厩舎に取り残されたネガイさんが嘶いて女子チームを呼んだら、女子たちも鳴いて返事をしていた。ところが今回はネガイさんがいくら嘶いても、誰一人返事をしない。まるで3頭が当たり前かのように草を食んでいるので、いったいどういうことなのだろうと不思議だった。


獣医待ちのネガイさん、この後放牧に

嘶いているところが撮影できず


ところが獣医から放牧の許可が出て午後からいざ放牧地に合流してみると、皆がネガイさんの周りに集まってきた。特にアシゲチャンはネガイさんに顔を寄せて挨拶をしている。この様子を目の当たりにして、ネガイさんを全く気にしていないようでいて、実際は皆ちゃんと心配していたんだなと、ジーンとしてしまった。


女子チームがネガイさんを迎えに来た


女子チーム皆揃って奥に歩いていく


10日の夕方の診察の結果、抗生剤の注射はひとまず終了し、後は毎日脚を冷やし軟膏を塗って様子を見ることとなった。ネガイさんがまたフレグモーネにならないよう、細心の注意を払っていくつもりだ。


ドットさんに生牧草が届きました ありがとうございます!

 

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協力:ノーザンレイク・認定NPO法人 引退馬協会

文:佐々木 祥恵

編集:片川 晴喜

著作:Creem Pan

 


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